山姫(あけび)の実

第三巻 きずな

 ストーリー・浩一は母と二人暮らしをしている学生だ。その彼の留守中、友人のまさるがしばしば家を訪ねてきているらしい。何の用なのかと不審に思った浩一は・・・・




 ・2010年にミルキーレーベルから発売された作品です。
 「山姫の実」シリーズの3巻目ということになっていますが、前の2巻とは別のお話で、キャラ等も全く新規になっています。
 ただ「お母さんとの近親相姦」というタブーを扱っていることだけが共通しており、つまりそのテーマで括られたシリーズということなのでしょう。
 さて、以前にシリーズ1巻、2巻を評した際、「お母さんに対してチンコ勃っちゃう男なんかあまりいないから、近親相姦モノはジャンルとして栄えていないのだろう」というような意味のことを書きました。
 しかし2013年現在、改めてエロ業界を見渡してみますと、少なくとも実写AVにおいては「お母さんモノ=近親相姦モノ」が花盛りのようです。
 ママのオッパイがどうしたこうしたとか、ママを奴隷にしてああしたこうしたとか、オマイらそんなにお母さんとセクースしたいのかと呆れてしまうような百花繚乱ぶり。世の中狂っとるよ。
 だからオイラの嗜好には合わないとしても、実際にはそれだけニーズがあるのかなあ、近親相姦モノって楽しいかなあと、なるべくバイアスをかけないようにして本作も見てみましたが、やはり裸足で逃げ出したい気分にさせられました。やめときゃイイのにね(^^;)
 さてこの第3巻、内容的には前の「真砂絵さん編」よりシンプルな印象を受けます。
 お母さんがパート先で知り合ったオヤジに調教されたり、SMサイトで悶え狂っていたりとシチュ的に凝っていた前作と比べ、本作は狭いアパートの一室でコンパクトに話が進みます。
 話自体も実に簡単で、自分(主人公)の母親が親友とハメてしまい、それを目撃した主人公は物陰でチンコをシコシコしてしまいますたというだけのモノ。
 今後主人公ともハメてしまったり何だりというドラマが展開されるのだろうとは思いますが、本巻はそのプロローグという感じです。
 プロローグと言っても濡れ場は存分にあり、ヒロイン(お母さん)は男の奴隷になってオバサンウレシイワーと悶えまくりですから、エロとしてのテンションはそこそこ高いです。
 「抜ける度」は2.5。近親相姦ネタに抵抗のない人は見てみても良いのではないかと思います。
 作画は普通レベルですが、ヒロインは比較的スレンダーな印象で、肉の付きまくった熟女らしいビジュアルがお好きな向きにはアピールが弱いかもしれません。
(彩雲11型)


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