亜美・それから 第1部〜哀しみのなかで〜

 ストーリー・亜美がヒロシにロンドンに会いに行ってから3年。亜美が歌手として活躍している間に、友人の「さとみ」と「きょうこ」の二人は女子大生となり、それぞれ歩みだしていた。亜美のコンサートツアーまで一週間に迫ったある日、コンサートのプロデュース会社が突然、河野コンツェルトの子会社に変更となった。その社長室で亜美の再会した相手とは…。




・以前…もう10年以上前に、亜美シリーズをレンタルでダビングしてもらいまくったものの、「青春グラフィティ」と同じテープに入れてたため、事実上ダビングは死んでしまった…ので今回は素材の調達やら調製に手間を喰ったな。もともとこの作品を改めて見ること自体にノリ気ぢゃ無かったこともあって、視聴のための作業のめんどくさい事ったら。
 ダビングしまくりより数年後にビデオCD版を購入したこともあったが、本作の頃から…かな?ビデオCD一枚の収録時間が最大74分のため、この辺の35分超の作品になると、二本収録が出来なくなるので…一作収録になったために…値段が若干下がってたとは思うけど、それでも一枚につき一作では喜び半減だよな、省スペースが売りのビデオCDにおいて、ハンパに場所を喰いだすのだから。おまけにあれでしょ?…モザイクが。少し後に発売されるVTでの再々販シリーズでは常に二作品づつ収録だったうえに、モザイクも普通だったはずだ…が。

・初めの7分位が、今までの三作品のあらすじでの説明となっている。そこでもナレーションで言ってたけど…だからさぁ、あの夜の事は、ムリヤリだったんだってばぁ!勝手に亜美自身が美化しちゃってただけでしょぉ?まぁ、気づけただけよしとしましょね。
 さて、どうもいきなりだが、人物ごとのぐちゃぐちゃしたのがあって、それはそれで期待は出来るんだけどね、では内容を軽く整理してみよう。亜美は今でもヒロシ一筋で、このコンサートツアー…最初で最後になるかもしれないこれが終われば引退、彼との結婚を考えてるらしい。ヒロシはロンドンで出会ったジャクリーンと昨年婚約、亜美にはいろいろ内緒で日本へ。なぜ?こんなに早くに帰ってくるはずは無く、コンサート前日あたりに戻って来る話になっていたみたいだ…詳しいことは今回は判らず。継母のあの人…以後「ヒロシ母」は、「旅立ち」においては敵役のィヤァ〜なやつだった、そして今回も…と思っていたのだが、ちょっと違う?亜美とヒロシをどう思ってるのかは判らないが、ヒロシがジャクリーンを紹介したとき、亜美が今でもヒロシを想ってる事を伝えようとしたぐらいだ。亜美との会話でも「血は繋がって無くても兄妹なのよ!」と怒り、ひっぱたきはしたが今の、普段の生活上での親子間の確執のようなものは大きくは感じられない。一つ屋根の下で、一応はバランスをとりながら暮らしてるようだ。まぁ、「旅立ち」で感じたことを遵守するなら、何かと亜美とヒロシ母、二人そろって家に居る時間は限られてるだろうから、問題の出る余裕すらないだろうが。河野は、河野コンツェルトの子会社の若社長。彼の言葉を信じるなら、亜美のコンサートの成功のことしか考えてない。女遊びの時間は終わったか。でも、あの時がある意味、後々のために活きてるやつなのかもしれないな。人を見る目とか、動かし方ってのかな?んで、それを上手く複線に利用したって事にはなるんだけど、言い方変えれば複線ってのは、キャラを使い回すための言い訳だからね。結局は登場人物のリセットが出来なかったってことだな。あぁ、そう言やこいつが秘書の「ゆき」とヤッてる時、ベッドで盛り上がりながらだったが、そのとき電話をしていた。まだ80年代だからケータイなんてもんは無くて、コードを引っ張ってきてたんだ、そのシーンでつい、「そこ、ケータイあったら良かったね?」と、言いそうになってしまった。このころの携帯電話ってあれ?ドラマとかでさ、えらそうななんかの黒幕っぽいおっさんがベンツかなんかの後ろの席に座っててさ、そしたら電話の音がして、手を伸ばしたらそこに電話があって「あぁ、私だ。」とか答えてどったらこったらするときの…あれかな?あっ、そうそう、こいつの一部のカットだが、某「もっこリ!」が口癖のとある少年誌主人公に見えたのが気のせいか?
 ずるずる引っ張られた人物関係、これからどうなるのか…まだ始まったばかり。

・抜ける度は2、事実おまけだが。抜きどころは、河野と秘書のゆき、亜美のオナニー、亜美とマネージャーの中西クンとの三ヶ所。個人的には亜美のオナニーしか見所無し。尺が少々短めだったけど…腰の動きが良かったね、まぁ、腰の動きと言えば、今回は全部そうだったかな?画において気になる点があった。二箇所あるセックスシーンでの女性のポジションが上になるカットにおいて、同じセルを塗り分けてるとしか…。

・アニメとしてのお勧め度は2。まだ始まったばかし。今の段階では、ちょっとギュウギュウ詰めな感じがする。大丈夫かな?
 入手に関して言えば、やはりアナログメディアであるVTやLDが、より良い。レンタルなり中古なりご自由に。あまり金額は張らないはず。DVDでは単品でもボックスでもご自由に。お財布と相談してどうぞ。
輝川 流一


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