亜美・それから 第2部〜忘れたいのに〜

 ストーリー・自宅に戻りたくない亜美は、中西のマンションで彼と一夜を共にする。翌日、彼の家で目覚めた亜美は、さまざまな要因により歌う気力をなくしてしまう。さらにはコンサートをやめたいとまで言い出し…。




・さて、前回に続いて今回も人物関係を少し触りで見てみますか。先ずは前回の最後、亜美と自分の部屋で一緒にすごした中西クン、今回で出番は終いだ…あっけなかったな。
 亜美は…彼女の心は揺れている。ヒロシとジャクリーンの結婚のことで相当ショックの様子。母親には連絡して、会ってさえいるのに亜美には何も言ってさえしてくれてなかったのだから、相当だね。そのためか歌う気力すら失われている。どうすりゃええんかいね。
 ヒロシはジャクリーンとロンドンで暮らす覚悟のようだ。ジャクリーンは、少しは日本人の血が流れているらしく、日本で暮らすことへの抵抗は感じてはいないのだが…。ヒロシが見つめるジャクリーンに亜美のイメージが重なっていたが、それにはどういう意味が?亜美への未練か、それとも亜美のような彼女が彼の好みか?未だに見えてこない。
 ヒロシ母、今回は出番が一切なし。
 河野は亜美のコンサートの成功のことしか、本当に考えてないらしい。やがて亜美にささやくあの言葉は、そのための出任せなのか、それとも今がねらい目の頃合と踏んで、一気に亜美を落としに行ったか?まぁ、社命がかかってるなんて言ってたから、案外父親に実力を認めてもらいたいとかもあるかもだが。もっとも、その父親の影とかなんて微塵も出てこないので、オレの単なるお粗末な推測だが。ゆきとのえっちのさわりで「りゅーじ」って、呼ばれてた。二人でいるときは名前でか。かなり仲は濃いようですな。フルネームは「こうの・りゅうじ」みたいですが実際はどうでしょう…次回、出ます。ちゃんと文字で。

・「野々村 亜美」それが亜美のフルネームになる。この名前は小説版ではすでに登場していて、そのままアニメ本編でも使ってたことになる。何でこんなとこに書くのかと言うと、エンディング間際に亜美のコンサート宣伝ポスターのカットがあった。そこには「AMI NONOMURA」と、ちゃんと書いてたしね。ってことは、本名をそのまま芸名として使ってる訳だ、珍しい人だね。折角なのでチェックしてみたら、シリーズ作で電話に出た時は全て「もしもし…」だった、苗字で答えろよな。

・レコーディングシーンで亜美はメガネをかけてたんだけど、あれってなんか意味あんのかな?特に近眼ってわけぢゃなさそうだし、疑問だけが沸くのだね。そうそう、そのレコーディングスタジオの日程表に「レモンエンジェル」の名が。ここだから出来るネタだけど。

・そして亜美は…河野にプロポーズされる…「結婚しよう。」って、ますます混迷をみせる皆様方。どう動いてくのかな?今回は中だるみの話だったか、はたまた嵐の前の静けさか。

・抜ける度は2。抜きどころは河野とゆき、亜美と河野の二箇所。おぉ、河野…あんた何様?ヤリまくりではないか。ついでにゆきさん…あんたもな。河野とゆきのシーンでは、高速道路を寄せて止めた車の中でヤってるシーンなので、時々車の駆けてく音が聞こえるのだが、シーン全体の完成度で言えばイケてるが、抜くシーンとしては要らん処理だ。あの効果音はシーンが終わってからでええんとちゃうかね?えっちに対して集中が途切れたってな形でさ。

・アニメとしてのお勧め度は2。若干進みが遅いと思うぞ。他にも作画が微妙だったな。前回作品と比べてなんかね。
 入手に関して言えば、やはりアナログメディアであるVTやLDが、より良い。レンタルなり中古なりご自由に。あまり金額は張らないはず。DVDでは単品でもボックスでもご自由に。お財布と相談してどうぞ。一本作品ではなく連作のため、値段はともかくやや高くつくとは思っていただきたい。
輝川 流一


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