亜美・それから 第4部 〜微笑のなかで〜


 ストーリー・4日間のファーストコンサート本番、河野隆二とのプロポーズや義兄ヒロシとの再会等で様々な事柄を隠しつつも、亜美はコンサート終了後、ヒロシもしくは河野隆二、どちらかの愛を受け入れるかで迷っていたのだ。そしてコンサート終了後、亜美は河野隆二と一緒に義兄ヒロシの待つ場所に向かう。そこで出した亜美の答えは…。




・う〜ん…、なんだこの「亜美・それから」…。第1部の時点で既に破綻気味の「亜美・それから」…。いちよう「亜美・それから 第1部〜哀しみのなかで〜」で『旅立ち 〜亜美・終章〜』と繋げておりますけど…、別に制作する必要性が無く、むしろ蛇足としか言いようがなかった…。まぁこれだけ言うのもちょっとなぁ…。ただし「去りゆく日々」の曲は良かった。製作スタッフは非公表であったものの、この「亜美・それから」は今小路由梨香主役の「e・tudeシリーズ」が不振に終えてしまった事を考えると…、止むを得ず、亜美を無理やり復帰させてしまったのが大失敗だったと思う。おまけに亜美の声優さんも変わってしまったし…。ラストのコンサートを終え、亜美は河野と一緒に義兄ヒロシと本当の愛の告白を受けるものの、亜美からの答えは「見えない糸でがんじがらめだったのが今解けたわ……。私は私。もう誰にも縛られない。」…と言って河野隆二とヒロシの目の前から立ち去る形で「媚・妹・Baby」から続いた亜美シリーズは本作品で本当の完結だけど…なんか納得する気になれない…。本作品の抜ける度は01〜2、ヒロシとジャクリーン、河野とユキの二箇所くらい…。やはりいただけない…。アニメとしての完成度といってもむしろ「亜美・それから」の完成度は0〜1です…、まさかこんな点数、出すとは思わなかったけど、くりいむレモンシリーズ末期は殆ど、ヤケクソ気味だったんだなぁ…。これ以後にも『青い性 アンジェ&ローズ』と『続・黒猫館』を制作しておりますが…、創映新社(フェアリーダスト)はほぼ閉店ムードが漂っていた…。宮○勤事件もあってくりいむレモンシリーズは事実上終焉を迎えてしまうけど、自分としての亜美シリーズは富本起矢さんが描く亜美シリーズの完結編が見たかったと思う…のは自分だけだろうか…(こんな辛口コメントごめんなさい)。
マイケル・イリモル

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