青い体験

 ストーリー・(本文参照)(添附画像はcametan様提供のものです)






・抜ける度: 1

オレンジビデオハウスのスーパーアダルトアニメーションの第1弾。原作はエロ劇画作家の羽中ルイ。
(余談だけど、羽中ルイをずーっと「はなかるい」って読んでたんだけど、そうじゃなくって、本当は「はちゅうるい」、要するに爬虫類と読むらしい。)
これもアダルトアニメ黎明期のブーム中に出された一本なんだけど、どーみても、当時の類作に比べると垢抜けないし古い。ひょっとしたら製作年次はちょっと古く、ワンダーキッズのロリータアニメ第一弾と第二弾とほぼ同時期に作られてお蔵入りしてたものを引っ張りだしてパッケージングしたんじゃないか、それくらい70年代の匂いがプンプンしています。
結論先に書いちゃうと、抜ける度は1。この作品を知った当時は

「こんなんでヌけるのかよ?」

と思って、数年後、大学生の時に洒落で借りてみたけど結論変わらず。今回十数年ぶりに見返してみたけどやっぱり結論は変らない(笑)。
要するに、中島史雄原作のワンダーキッズ初期二作の方がストーリー的にはまだ凝っててエグさの薫りがあり、また、この後続作品の「サティスファクション」「堕天使たちの狂宴」にも展開上負けてる、と。
でも原作が人気あったのか、これは続編出来たり実写版出来たりしてんだよね〜〜(笑)。世の中いまだに良く分からん(笑)。

以下ネタバレありのあらすじ紹介。
ビデオはパンツ選びからスタート。



正直、

「お前のパンツなんかどーでもエエわ」

って思わず口から出そうになるくらいヘナチョコなパンツが出てきます。
このパンツの描き方が70年代のセンスなんだよな〜〜。
んでパンツをつまんでるコイツが主人公。



コイツは一体誰なんだ?
こんな顔してるしよ。



いなかっぺ大将か、お前は。

と思わず別の意味で興奮。やっぱ70年代テイストだよな〜〜。
しょーがねえ、後にモノローグが出てくるんでそいつを引用。



「あたしはミキ。この春女子大生になったばかり。どこへ行くかって?バイトバイト。だって勤労少女だもん。
この冬休みだけ、母の知り合いのお家で家庭教師頼まれちゃってね。
先方は母子家庭で、母上様は仕事と家事で手一杯なんで、なかなか勉強なんてみてやれない、っつーもんで、
あたしが勉強をみてやることになったの。」

はい、ありがとさん。
なかなか優秀なモノローグでこの先の展開まで読める、ほぼ完全なストーリーライン的なモノを表しています(笑)。

で、これがそのカーチャン。



どー言う意図か初登場時には何故か唇だけのアップ。お前はパロディウスのアレか。
このカーチャンが次のような意味深な事を言う。

「お客様が来てますのであとはよろしくね。」

んでこいつが生徒。こいつもまた意味深な事を言う。



「何がお客様だ!あんなのお客様じゃないよ!嫌いだよ、あいつなんか!」

んでまあ、勉強をみはじめるミキなんだけど・・・



「ねえ、面白いもの見せてあげようか?」



ガキの誘いにのって階下についていくミキ。



鍵穴を覗け、と誘導される。




そこでは、カーチャンが「お客様」と真っ最中だった、と。



ここで特筆すべきなのは、恐らくアニメでははじめて「内側」からのショットが撮られてる事じゃないか。これは当時としては確かに画期的だったとは思う。外側から無理なら内側から、と。



それとどーゆーわけか、当時は必ず透過光チンコが登場してるんですよね(笑)。この作品でも例外じゃあありません。



コーフンして我を忘れて覗きを続けるミキ。濡れてきてしまったのをガキに気づかれます。



取り敢えず二階の子供部屋に戻って勉強の続きをする二人。しかしまた処女のミキは先程覗いた衝撃的な光景が忘れられない・・・とまあこう言うあらすじでゲスな。
何てことのない話ですし、オチとしてはくりいむレモンのPart1、媚・妹・BABYと同じですし、さりとて特に何か書く必要はないでしょう。両者とも70年代のエロ劇画の流れの中にあった、と言う事ですね。
cametan


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