エンジェルブレイド・1
ストーリー・汚染された大気の中に多くのドーム都市が建設された未来社会。その都市の一つ、シティナンバー96に対し、秘密組織ダークマザーの侵略が開始された。ミュータントたちが少女を襲い、次々と犯してゆく!その前に立ちはだかったのは、正義の女神エンジェルブレイドであった!
・人気クリエーター大張正巳氏が手がけるエロチックヒロインエンターテイメントです。結構な話題作なのでずっと見たいと思っていたのですが、ようやく見てみて思うことは、う〜ん、もうちょっとかなあという感じです。 内容は、巷間言われているように「けっこう仮面」の現代風リメイクという感じ。素っ裸に近い仮面ヒロインがマヌケな活躍を繰り広げるバカアニメです。エロなんですからストーリーや世界観がシンプルなのは実に結構で、本作はその点良いと思う。またキャラデザも凝っていて、オバカな世界にそれなりの存在感を与えているのも高ポイントです。 エロとしては、ヒロインであるエンジェルブレイドがいきなり犯される展開には出来ないため、この第一巻では脇役の特殊捜査官(女忍者みたいな格好)が捕まって犯されるという場面がメインです。大変美味しい被虐シチュです。声優さんのノリも良く、十分抜ける内容になってると思います。でも何故か大きく萌えない。 理由を考えてみるに、 (1)エロシーンが短くてあまり動かない (2)エロが散文的で、プロセスを踏んでない感じがする分、印象が希薄 だからかなあという気がします。 (1)については、ホントに動き悪いなあという印象がある。前半のコメディシーンの方がずっと滑らかに動いている感じがします。 全体に乳属性の作品なので、オッパイはプルプルタプタプよく動いている気もしますが、エロシーン全体で見ると止め絵が多くてギクシャクしてる印象があるのです。 (2)については、あやめという捜査官が拷問されるシチュが、吊られたり縛られたり犯されたりとコロコロ変わるわりに、そのいずれもチャンと描かれてない感じがします。あやめもすぐに拷問に音を上げて降参しちゃいますし、それもしんどいから堕ちるのか、痛いから堕ちるのか、気持ちいいから堕ちるのかハッキリしません(全部かな)。やっぱりもうちょっと時間をかけて、堕ちるに至るプロセスをキチンと描くべきだったと思います。 それと蛇足ですが、あくまでオイラの個人的な趣味で言うと、大張さんのキャラがあまり好きでないのです。だから(オイラは)イマイチ萌えないということもあると思います。 CVは「豪華!」と自らふれこんでいる通りですが、何かいささか大張さんの人脈自慢みたいな感がなきにしもあらずで、オイラ的にはちょっと辟易しました。 以上色んな不満はありますが、基本的に相当グレードの高い(エロアニメとしては)作品と言え、何より「作家」の色が強く出ている点は高く評価したいと思います。ゲーム原作の、のっぺらぼうなマスプロ作品ばかりが幅をきかす昨今、数少ないオリジナルの力作シリーズ(実は原作があるらしいが、オイラは良く知りません)として心から健闘を期待します。「抜ける度」は3.5。(彩雲11型)
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