M・E・M 〜汚された純潔〜
Karte No.2「破瓜なき命」

 ストーリー・女体調教医師ジャックは、とあるトラウマから自身は不能に陥っていた。ジャックの同僚である女調教師アイルは、そのトラウマに深くかかわる少女、冴子を、ジャックに黙って調教してしまう・・・。




 ・シリーズの下巻で、主人公ジャックの内面とその破滅を描いていますが、まあそれは作品としての体裁をつくろっている程度で、やっていることは一巻とほとんど一緒です。エロなんだからそれで全然オッケーと思います。
 2巻では、千里と千春の姉妹、人妻の由利が、一巻から引き続き調教を受け、完全に堕ちる様が描かれます。
 そこにアイドルのマリエル(ボク属性)、孤児(?)の未菜、そしてヒロイン的立場の冴子らが調教対象として加わり、さぞかし慌ただしい内容になってるかと言えばそうでもないです。それぞれのシーンは短いですが、一巻同様濃いめに、しっかりと描かれているので、バタバタした感じはあまりしません。それは構成の巧みさと丁寧な制作態度を表していると言え、高く評価したいです。
 難点は、これも一巻同様、被虐味が薄いことです。
 女の子たちは皆無理やりさらわれたり売られたりして舞台である病院に来るのですが、調教が始まるとすぐにアヘアヘの大喜びで、「ああ〜ん、イッちゃいます〜!」みたいなノリばっかりです。
 調教というのは、相手を完全に組みしいて屈服させる作業でしょうに、こう気持ちよがられてばっかりでは、何だか官能マッサージのボランティアサービスをやってるみたいです。もっと少女たちの「イヤイヤ感」が出ていればスゴク良くなったと思います。
 まあ尺の制約もあるでしょうし、見る方も好きずきあるでしょうから、取り立ててあげつらう程でもないのですが。作画も安定していますしね。
 ちなみに爆乳の人妻由利さんはじめ、全体に乳属性の作品カラーなので、オッパイ星人にはアピール度5割り増しかもしれません。プルプルタプタプしてます。乳首ピアスも搾乳もありますし。
 2巻も「抜ける度」は3としておきます。
(彩雲11型)


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