バルテュス・ティアの輝き

 ストーリー・工場国バルテュスに起こった反乱事件。それに巻き込まれた美少女ティアは、支配者モーロックに囚われて陵辱されてしまうが・・・。




・思い出ね、印象はとくにないな。発売当初に一度見てそれっきりだったしね。まぁ、こんな地味なデザインでやられちゃね。まだこの頃はスタッフ、キャストとかは出したままで、隠すようになったのは次のシリーズ作品「ガイ」からだね。隠すと言えば、パンチラすらパッケージの表紙では無しっと。これは絵柄とか演出のこともあってか意図してやってたみたいだが、当時のアニメ誌、もちろんOVAメインのやつで、そこいらが意外と記事として書かれていたり。でも、どの雑誌だったかなぁ。アダルト系、あの頃は意外とどこでも載せることはあったしね。

・さて、今回のレビューを書く上で、一度通して見直す事に。ビデオCD版が手元に残ってのでそれを使うことに。そうだな、先ずは絵柄。あれ普通でいいよ。ここまでしなくっていい。エンディング直前のティアののアップを見てそう思った。あっこまでやりすぎんで良いってね。さらに気になるのはティアの扱いかね。結局のところ、彼女の出番と言うか、魅せ場がおざなりになっちまったところが非常に残念。ストーリー自体は工場の支配者側と、それに対抗するレジスタンス側ので、すでに始まっていて、ティアの入る余地は無い。まぁ、お兄さんのアルフォンスの代わりに出てきたようなもん…って、それはそれで良くない。実際には飛空石…ぢゃ無かった、力のあるナゾの石のキーとなっていて、重要な役目を持ってはいるものの、それはフレアのあれを近代文明的舞台にてやってるようなもんだから、直接、彼女自身から絡むわけぢゃ無い。となると、エロアニメヒロインらしくエロシーンあるのみなんだけど、その…ボスに犯られてから、感じてくるまでのプロセス、あれがストーリーで中断されたのが良くない。R指定クラスならまだしも18禁だぞ、エロアニメだぞ!そこを見せんでどうする!ましてやヒロインだぁ!!!じっとりと見せんかぁい!!そのボス、モーロックって言ったけどあいつ、趣味だったのか、犯る際にティアの服、上も下も引きちぎったくせに、パンティは引きちぎらなかった…何で? 

・ビデオCDとは言うものの、作りや出来栄えはそれこそメーカーしだいですかねぇ。本作の場合、悪くは無い。むしろ最低限度これくらいには作って欲しいと思える。フレアもだったんだけど、データーベースが豊富で準備稿だとか、キャラ設定集の静止画も見れたりする。もっとも、ビデオの解像度は横352・縦240ピクセルだし、静止画はその倍の704・480ピクセルだ。テレビや発売当時のPCで楽しむ分には良い程度のものでしかない。ちょっぴりうれいしのが、絵コンテスキャン。解像度などの所為で文字とかは読めないけれど、絵の概要は判る。その絵コンテの見たいページからアニメを見ることが出来る。欠点と言えば見たいページから、いわゆる見開きページスキャンであるために、余計なシーンも同時に見なきゃならんと言うことかな。だからこそ、同じインデックス(DVDで言うところのチャプター)を利用して作られている「Hスキャン」は、意外と見にくかったりもするんだけど。パッケージデザインは良かったな。LDのものかな?ビデオCDオリジナルデザインだったのなら、とってもうれしいけど。

・ハイブリッドCD-ROM版も出ていたが、今となってはよほどのことが無い限り直接購入することは、ムリだろうな。ネットオークションに出てくるのを待つだけか。セガサターンやプレイステーションが出たばかりのころ、地元をうろついてふと見つけたゲームショップと言うかCD-ROMショップと言うか、ヘンな店を見つけた。今ではコンビニと、他の何かの店になってるんだが、そこで本作のそのハイブリッドのCD-ROMを発見したんだな。内容は結局わからなかったが、パッケージはティアとあのロボットのツーショットの、いわゆるラピュタな感じの、いい感じのやつだったな。おっと、こちらに書く事でもないんだが「うろつき」のCD-ROM版も、宇宙企画から出ていたんだ。


・ヌキどころとしては、オレ的には無かったので抜ける度は1。やっぱ中断は痛いよ。確かに高田の姉御のお声は良いけどさ。まぁ、絵柄のこともあり、イマイチ弱い。あの絵柄でエロをやったことは良い意味で挑戦意欲ありと捉え、見事ではあるが。

 さて、処理の余地なし…と言うべきか、控えめな演出にしたのが幸か不幸か、他の当時の作品群と違い追加モザイクは無いぞ、DVDとビデオCD。フレアでもだったが、モザイクを挿れずに且つ堂々と隠さずにエロをやる姿勢もまた、ここに有りか。


・アニメとしてのお勧め度は2〜3と言った所。あれこれ詰め込んで30分は少々きつい。せめてもう10分あれば、ストーリーやらいろんな演出とかの消化を上手くやり繰り出来たんぢゃないかなぁ。キャラのセリフとかで無理やり済ませてしまったり、カットしてしまった重要なシーン、いっぱいあったように思えるんだけどなぁ。ラピュタなお話を、エロ込みで30分でどうにかなんて、やっぱムチャ…でも、それが当時の良いとこなんだけどさ、いかにも80年代らしくって。

 入手に関してね。う〜ん、レンタルがあればテープを。いざ購入となると、VT、LD、DVD、ビデオCD、さらに構成内容不明だが、ハイブリッド版のはずのCD-ROMと、たっぷり取り揃えられてあるはず。なお、ビデオCDはエンドロールが何故かカットされてる…どうして?DVDは、記憶が正しければだが「リヨン伝説フレアPLUS」と言う、かなり初期に出たCDジャケットサイズのDVDで、フレアとフレア2の二本収録されたディスクにおまけで収録されたものがあるはず。こちらはちゃんとエンドロールまで入っているので問題は無いが、いかんせんDVD初期作品。ディスクの操作がよろしくなく、DVDプレイヤーによっては操作が煩わしくなる可能性、あり。
(輝川流一)




 ・宇宙企画版エロラピュタとして当時話題になったが、ストーリー性とエロのどっちに振るのかをスタッフが決めかねたような印象があり、どうも小粒なイメージ。たとえパクリであろうと美術があれだけ頑張っているのだから、もうちょっとアクションとか入れてやればいいのにと思ってしまった。せっかく出てきたロボットも単なる歩行人形みたいだし。
 エロのメインはティアのレイプシーンだが、この娘の内面が全く描写されていないのでちょっと入り込みにくい。美少女キャラが機械的に犯されてるような感じだ。
 どうも宇宙企画というと、「フレア」一作目でやる気が燃え尽きてしまったような印象があるな。「抜ける度」は2。
(イボイボ)



 ・イボイボ氏の採点辛いですが、オイラは当時結構好きでした。最近DVDで見直してみると、確かにイボイボ氏の言うような指摘は当たっていると思いますが、まあこれはこれで良いんじゃないかな。当時のエロアニメの水準は十分満たしていると思います。
 エロもシンプルだけどそこそこに濃いいと思う。高田の姉御も大暴れのアヘ声炸裂なので、ファンならそれだけでコレクションする価値はありじゃないでしょうか。ちなみにオイラは高田姉の大ファンです。(^^;)
 それにしても確かにこのティア嬢は分からん。頭の中何も入ってないんじゃないだろうか。レイプされながらビショビショだわアヘアヘだわ、ラストでは犯されたことなどすっかり覚えてないようにニコニコしてるわ、要するに色キチガイなのかな。
 媚薬描写とかあればもっとエロに説得力出たと思いますが、オイラ的には「抜ける度」は3+を献上しておきます。
(彩雲11型)


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