背徳妻 上巻〜秘められた性〜
ストーリー・奈津美は美しい人妻だ。婚前には淫蕩の限りを尽くした彼女は、真面目な夫との平穏に暮らしが何処か物足りない。そんなある日、彼女の過去を知る男が現れて・・・・
・2005〜2006年にかけて、ミルキーレーベルから2巻構成で頒布された作品です。 ↓みのり様は一巻毎にレビューをしてくださいましたが、オイラ(彩雲)は全巻まとめたレビューとして書かせていただきます。 原作はLINDAという作家さんの成年コミックだそうで、そもそも「背徳妻」という人気連載作品があり、その番外編として作られたのがこのアニメ版だとのこと。 つまりアニメ版それ自体はオリジナルのストーリーであるらしく、こうしたサービス的な企画は原作ファンにとっても楽しいものでありましょう。 難点は、まずストーリーがあまり面白くないことです。 ヤリマン女が今は貞淑な人妻として暮らしている→しかし以前のセックスフレンドと再会→半ば脅されて関係を持つ→婚前のノリをすぐに取り戻してハメまくる・・・・というだけのステレオタイプなオハナシですから、視聴者としてはドラマ内容に興味を持って見続けるのは難しいでしょう。 一応「謎ギミック」として「仮面の男」が登場したりはしますが、その正体は最初からバレバレなので、これまた視聴者を惹き付けることは出来ますまい。 しかしエロなのですから、濡れ場さえ大迫力であれば全てはオッケーなのですが、その点でも本作は今ひとつ。 ちょっとブヨッとした肉感的な人妻エロスという狙いがハッキリしているのは良いのですが、作画がかなりチープであり、見ていてショボイなあという気分にばかりなってしまうのは困りものです。 こうしたグラマーさをウリにした作品こそ、ストーリーよりもまず先に、女体がブルンブルン躍動し、ヌルヌルグチョグチョになっていくビジュアルに力を入れ、そこで勝負をするべきだと思うのですが・・・・ 「抜ける度」は2と少し。 作画さえ良ければもう少し見応えのある内容になったろうと思われて残念です。(彩雲11型)
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