ペロペロキャンディ

 ストーリー・主人公のタケシは受験生。勉強一本で退屈し放題の性欲のたまり放題。散歩がてら気晴らしにペットの犬のモモエを引き連れ町をうろつくことになります。主人思いのモモエのおかげ、エッチなシチュエーションにばかり遭遇しますが。




 ・富士アート参入作品第一弾。後発の「ラブリー・シリーズ」とは違い、かなり気色の違う作品。絵柄からして誰が見たいと思うのか?まぁ、あの頃の作品だから仕方がない。とにかくひたすらにエロネタ作品と言ってしまっていい。主人公の母親がバイブでオナニーする時、バイブを握りながら「お世話になります、主婦の友。」とつぶやいたり・・・枕の下に常備してたな。洗濯屋のケンちゃんとセックスしながら出張中の旦那と国際電話(?)をしていればその旦那も又、金髪女とセックスの真っ最中・・・お互い感じながら「イイッ!イイわぁぁ!」『何がイイんだ!』「タケシの勉強の調子が、イイわぁぁ!」『そうか!』何かほのぼのしてますな。ちなみに主人公の声は「ヒロシお兄ちゃん」の、あの人が当ててますよ。

・パッケージ裏に載っている二人は一切出てこないんだ。ひょっとするとこの二人は初期設定で、そのままパッケージに載ってしまったとか?イメージボードをパッケージに採用する事はしょっちゅうだけど、まさか・・・ねぇ。ところでタイトルの「ペロペロキャンディ」って、どういう意味?パッケージでサユリさんがキャンディ持ってますけど?それ以外に何か?それに「美少女オリジナル・アニメの決定版」の見出しは何?これがですか?

・主人公タケシのペットの名はモモエ、彼女となるサユリさんのペットの名はトモカズ。ネタの判る人はそれなりの歳です。いくらエロネタアニメとは言え・・・犬は騎乗位をしませんし、ネズミも正常位を取れませんよ。悪ノリも程々に。

・「クリーム・キャンディー」ビデオCD(DVDの前身にあたるビデオディスク)でのこの作品のタイトルだ。95〜96年頃にこのディスクを買い、このレビューはそのディスクを見たうえでのものなので、残念ながらペロペロキャンディそのものの正確なレビューと言い切れるのかは自分のこだわりから言って難しい。社名ロゴ、18禁番号表示、本編、エンディング、場合によっては同社の作品CM・・・などの全てを一本の映像として見て初めてその作品を見たと言えるからだ。手持ちの資料や発売当時の記憶からこのディスクが「ペロペロキャンディ」だと判っていたので怖いもの見たさで買ったんだ。。予測していた通り本編以外の映像は一切納められていなかったが。なお、一時期あちこちにVTで出回っていたくりぃむレモンやピンパイ系のコピーテープシリーズとは違い、正規の販売ルートにて量販店にて販売されていた。同じく販売されていたリトルマーメイドシリーズ(これもロゴやスタッフロール抜きだった)と言い、版権とかどうなってんだ?ビデオCDと言うビデオディスク、94〜00年の時代背景のこともあり、ほとんどまともな普及は無かったものと思われる。理由はメーカーにユーザーに・・・様々だが、コピー系作品をいかにも売ってそうな「ヤバイ」店で、それらの作品を「一度も」目にしなかったと言う事実がその裏づけになるだろう。同じサイズのビデオディスクなのに、DVDとは大違い。

・ヌキどころは・・・一応は全編にいろいろありますけど、果たしてどうですかね?ヌケますか?絵柄やキャラデザの問題もありますので抜ける度は1とします。

・アニメとしてのお勧め度は取りあえずは2としておきます。パッケージから思わず「退いて」しまうかも知れませんが、レンタルで見つけたら借りてみても良いでしょう。きっとテープは痛んでいないはず!かなり初期の作品を見れると言うだけでも。
輝川 流一


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