ピッコマンの鬼畜道〜真夜中のミルクパーティー〜
ストーリー・千野あきほはバイト先のファミレスで夜な夜な店員たちによって性の慰み者にされていた。彼女が彼らの奴隷となった理由・・・それは卒業記念にと軽い気持ちで出演したブルセラビデオだったのだ。
・ふじかつぴこ氏の成年マンガを原作としたアニメです。原作のコミックスは短編オムニバスで、そのうちの一本をアニメ化したということらしいです。制作は「メルル」なんかを手がけたあかとんぼですね。 感想なんですが、何というか、全体的に実に薄味なアニメです。制作者の脂っこいリビドーが全然伝わってこない。 ストーリーは女の子がエロビデオに出演したことをネタに脅され、性玩具となることを強要されるという実にレトロでシンプルな内容です。エロなんだからそれでも良いんですが、しかしこのストーリーが根本的にエロ味を弱めているような気もします。 何故なら主人公のあきほちゃんは自分からエロビデオに出演したのであって、それをネタに脅すっていうのでは迫力が出ないんじゃないでしょうか。ベッドの上でオナってるとこをセルビデオで開陳するような娘が、今さら「恥ずかしい」や「止めて下さい」でもないもんです。 演出も混乱していて、彼女はアソコにローターを仕込んだまま生活するなどの恥辱を強いられており、なのにフンフン鼻歌を歌いながら髪をブローしていたりします。どういうアホでしょうか全く。 ですから汚れたローターを口に押し込まれたり、衆人環視の中で下着を弄ばれたりという美味しい被虐シーンがあっても、見ている方は「あきほちゃん、可哀想だな」というそそられる心境にまるでなりません。つまり作品構造がそもそも弱い気がしますね。まあ原作がそうなっているのかもしれませんが・・・。 ラストシーンでは別のバイトの娘に悪い店長らが食指を動かすという「引き」が入りますが、そんな悠長なことしていないで、30分の尺を使って2人でも3人でも犯せば良かったと思います。それでようやく一人前の濃度の作品と言えるのじゃないでしょうか。 ちなみにあきほちゃんは某アニメのドイツ人パイロットにクリソツ(ていうか、二次創作みたいな味を狙ってるような)なので、ファンの人は「これはア○カのポルノなんだ!」と自己暗示をかけて見ると楽しめるかも知れません。 「抜ける度」は2です。(彩雲11型)
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