ピュアメール(全2巻)

 ストーリー・緒方圭はネット好きで内向的な男子高校生。彼にはチャットで親しくしているEVEという少女がいた。しかしふとしたきっかけで、彼はEVEが身近にいる人間だと気が付くことになって・・・・




 ・今は亡きグリーンバニーレーベルから2001年に2巻構成で頒布された作品ですが、原作その他の背景については下で↓長十郎様が書いて下さっているので割愛します。
 見てみてまず思ったことは、キャラもドラマも、エロアニメとしては破格に面白いということ。つまり文芸作品として優れている点を第一に評価したいです。
 それぞれに鬱屈する想いを抱える者同士が絡み合い、ぶつかり合い、時には貶めたり、あるいは逆に救済を与えたりというドラマには大変迫力があり、特に1巻目ラストの緊張感には唸らされてしまいました。
 残念なのは、2巻ではやや駆け足かつヤッツケっぽい展開となり、ドタバタと終わっていく印象になっていることですが、それでも凡百のエロアニメよりはるかに面白いと言えましょう。
 エロとしては少々地味ですが、ラブラブエッチあり、鬼畜レイプあり、はたまた年上の女性から奴隷プレイを強いられたりと、そこそこバリエ感があって飽きさせません。
 ただツッコンで腰を使うだけでなく、セックスの流れを丁寧に描いているのも、このレーベルらしい誠実さが感じられて好印象でした。
 「抜ける度」は2.5。
 ちなみに作画もなかなか良好で、海外委託のマイナスを感じさせないのは美点でしょう。
 女の子の表情も可愛く描けていてよろしいと思います。
彩雲11型


・この原作はオーバーフローのわりと古いゲームです。
 このゲームはかなり面白いと言われていた記憶がありますが私はそれほどには思いませんでした。ストーリーはかなり面白いのですが攻略は難しくてヒロインを全部攻略するのはやめてしまいました。
 ヒロインは6人出ます。(隠しが1人います)1人のヒロインでも攻略の仕方が違うと純愛になったり鬼畜になったりしてジャンルが変わっていくのは面白いと言える。
 アニメはゲームでもメインのキャラだった碧が中心になっています。そして主人公は碧と美紀と悠美とエッチします。(りんは出ません)
 絵はゲームの方が可愛いですがアニメもかなりいいと言えるでしょう。だからゲームの好きだった人もかなり満足できるかもしれません。
 抜ける度3にします。
長十郎


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