姫騎士リリア vol.04 キリコの復讐

 ストーリー・ディルクに犯され、プライドを傷付けられて立腹するレイラ。その彼女の元に、仲間の魔族サンドがある物を持ち込んできた。それは・・・




 ・PIXYレーベルさんのデビューシリーズ4巻目です。
 いつの間にやらこのシリーズも、二年を越える長期間に渡ってリリースされていますね。
 さて本巻のエロの流れは、
 (1)王妃レイラがキリコに触手調教される。
 (2)牢屋に囚われているリリア、ノンキにオナる。
 (3)リリアに大臣(リリアの叔父)が謁見。その大臣は魔物に寄生されて変身し、リリアを犯しまくる。
 という構成になっています。
 (1)はカエルの卵のような透明の触手によってレイラ王妃がグルグルスポスポされちゃうというシーンで、これにより王妃はすっかり発情状態にされてしまいます。
 シチュとして美味しいんですが、尺が非常に短いですし、レイラのモラールが転倒するという心情描写が無いため、被虐味は薄いです。
 (2)は、身体を開発されたリリアが妄想しながら(ていうか調教されたことを思い出しながら)オナるというシーンで、自慰シチュの好きな人にはややアピールするかもしれませんが、これも尺が短くて濡れ場としての徹底を欠いており、抜くのには使いにくいでしょう。
 (3)はリリアが叔父に犯されるというシーンで、叔父はカエルのような魔物に寄生されて正気を失っているという設定になっています(この魔物は、最初に出てきた触手の本体らしいです)。しまいにはカエル怪人が叔父の体内から出現し、直接リリアを犯します。
 ここはクライマックスだけあって尺も長いですし、触手も汁気もタップリなので、そういうシチュがお好きな向きには良いかも知れません。
 しかしこの時点ではリリアはすっかり痴女化しており、オジサマ犯して突っ込んでああキモチイイと大騒ぎなので、この手の作品の眼目である「ヒロインを貶める」という要素はほぼ霧散してしまっています。よってズリネタとしてはやはり弱いとも言えるでしょう。
 総括しますと、エロドラマとしての「リリア」は実質すでに終わってしまっているような感もあります。
 彼女はもう上から下まで落ちてきたワケで、その過程を楽しむという、ヒロイン堕ちモノの中核部分は完了しているからです。
 結末がどうなるにせよ、次回当たりで幕引きをするのが吉ではないかなあと個人的には思いました。
 4巻目の「抜ける度」は2とします。
 ちなみに作画のグレードはいつも通り素晴らしいですね。
彩雲11型


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