人妻凌辱参観日(全二巻)

 ストーリー・「あなたのお子さんが問題を起こした」・・・そう言われて幼稚園に呼び出されたセレブな人妻たち。しかしそこには、卑劣漢たちの淫らな罠が待ち受けていたのだ!




 ・ミルキーさんから2巻構成で頒布された作品です。「ミルキーオリジナル」とわざわざ銘打っているので、ゲーム等の原作がない、独自企画なのかもしれません(違っていたらスイマセン)。
 オイラは本作を、「人妻がダマされたり弱みを握られたりして、参観日にレイプされるんだろうな」と期待をして見たのですが、どうもちょっと予想とはズレていました。
 しかもストーリーや設定に全く説得力が無く、それがひいてはエロとしての弱さにも繋がっているように感じました。
 具体的に書きます。
 まず人妻たちは、「お子さんが問題児だ」などという理由で幼稚園に呼びつけられます。しかしそれはデタラメで、ですから「人妻をダマす」という展開には一応なっています。
 けれどもそのウソがウソとして機能しておらず、と言いますのも、幼稚園ではいきなり臭作が太ったような鬼畜オヤジが出てきて、人妻たちに園服を着るよう強要し、その場でオッパイを揉んだりパンツを脱がせたりしてしまいます。
 つまり、どう考えても相手は単なるレイプ犯なんですから、そこで人妻たちは逃げ出したり反抗したりするのが当たり前でしょう。
 しかるに彼女たちは、別に縛られているわけでもないのに、他の人妻が犯されている様をボンヤリ眺めていたり、またいざ自分が犯される段になると、「あ〜、こんなの初めて!気持ちいい〜!」と大はしゃぎ。
 要するに「陵辱」でも「参観日」でもないから、オイラとしては看板に偽りアリのように感じたワケで、その齟齬感が、そのまま、エロとして満足できない印象を生んでいるように思います。
 一方で本作には美点もあります。
 まずオリジナル企画(多分)であること。
 次に、犯される女性キャラが多数いて、それぞれ色っぽいビジュアルであること。
 そして作画状態が、ミルキー作品としてはかなり上質であることなどです。
 ですから文芸部分が改善されればかなりの良作になったとも思われ、その点は残念ですね。
 「抜ける度」は2と少し。
 ちなみに本作ではアナルプレイが複数ありますが、そのたんびに出血の描写があり、痛い系が苦手な人にはツライと言えるかも知れません。
彩雲11型


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