ＰＯＰ ＣＨＡＳＥＲ（ポップ・チェイサー）
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ストーリー・何処かの星の物語。流れ者の少女リオは、訪れたネオ・カンサスシティで、水商売の少女マイと甘美な一夜を過ごす。マイはリオに、ザック一味から自分を守って欲しいと依頼するのだった。
・発売当初かな？あのころだな…「最寄りの」とは言っても、電車に乗って一時間ほどかかるアニメイト…あの頃は遠かったなぁ、今とは大違い…にて、本作の資料集を発見した。たしか店に入ってすぐの所のガラスケースの中に展示してあった。資料集とは言え、アダルトアニメのモノが、入ってすぐに置いてある…それだけ人気と言うか、是非見たい話題作か。 なにせ当時の「ニュー○イプ」誌上にて見開き位の特集が組まれたことがあった。袋とじではなかったと思われるが、記事を見せてもらっただけで、もともとどうなっていたのかは判らなかったが、どれだけ大きな出来事だったかが伺える。 ・本作はかなり早めに見た一品だった。さすがに初めてとまでは行かなかったが、亜美よりもエスカレーションよりも、手にしやすかったのは確かだ。このようなバトル物でないと、当時のアニメファンは惹きつけることが難しいんだよな、ＯＶＡそのものが少なくレンタルも少なく、おまけに高い。ビデオデッキが普及しきってるとは言えない時代だと。とは言っても、それから三年ほど経つと、かなり普及するので微妙な頃合いだったんだな。亜美はブームの始まりを上手く築けたが、実際に「アニメ」としての普及力としては難しかったんぢゃ無いかな。オレだって当時は亜美には「これだ！」って何かを感じた。エスカレーションだって、それはそれで。実のところ、ラルの方が実際はオレにとっては本作よりも見たい方だったんだけど…そういうことぢゃ無い。やはりファンタジーではなくＳＦアクション、ロリぺたよりも…美少女お姉さんであったか…アニメファンに手にしてもらうためには。 ・いちおう主人公のリオさん、あんだけド派手なバトルをやっちまうわけですが…手持ちの武器は、大量の弾薬のあるバズーカとナイフ…だけ？そうなんだ、気になったのはそこなんだ…武装の中間が無いんだよ。一人で大量の敵を相手にドンパチ繰り広げるには、普通は「弾薬庫」よろしくありとあらゆる火器を持ち出して突入するはずなのだが…そして少しづつ使い切っては捨て、使い切っては捨て、そして時には敵の武器を奪って暴れる…はずが、その組み合わせですか。シンプルって言えばシンプルなんですが…他のものは使う機会が無かったと言えばそれまででもあるのですが…あれだと普段の旅の様子も気がかりですな。いざ野宿となった時、食料をどのように調達するのでしょうか…ナイフとバズーカでは、かなりむずかしいと思いますけど。 ・…西部の町のど真ん中にセーラー服サロンが有って、ついでにそこにはおつまみにアタリメとかもろキューとか出すのか、まったく…やりたい放題だな。おまけにあれでしょ、如何にも時代を匂わせるセリフ「女性の美を彩るにはやはりっっ！セーラー服しかないのではぁぁ＾〜〜っっ！！」…そりゃ言いたくもなりますって「…この町の酒場ここだけっ？」ってね。単にこんなわけの判らん、何の店だか判らんとこだったから、今まで野党に狙われる事が無かっただけぢゃねぇの？と、今なら思う。 ・ふと見ていて思う事として、クオリティのアラかな…あらかじめ作ってたと思われるシーン、あるいは納期ギリギリで手抜きになってしまったか？あるいはそれぞれを受け持ったアニメーターのノリ…とのギャップが大きく感じた、特に前半ね。やたら止め絵が目立つ。その前半もエロ…リオとマイのレズに入ったあたりも結構目立ったよ。それがシーン後半に入ると動きがしっかりしてきて見ごたえ良いんだけど、それだけの差があったってことですな。…宣伝やパッケージに使われていたカットはそのまま変わらん…そしてそのカットでほとんど動きが無いのも目立った。とは言え初めは少人数で作ってて、確か４人が５人。後々増えに増えて20人を超えたとか。中には戦闘シーンの爆破エフェクトばかり描いてた人もいたそうな。 で、特に気になってしまったのは、前半のリオとマイのレズの、初めのところ。マイがリオの生おっぱいをくりくりしだした時のが…あれはミスでしょ、あれだったらマイの腕がどんだけ長いんぢゃってな感じになるッスよね。 ・んで、その前半でのリオとマイのレズシーンで、特にお好みなのが後半へ差し掛かったところの、マイがリオのパンティを脱がしてからキスの反撃を受けるまでのとこ。身体の柔らかさっちゅーかね、パンティに押されてる肌とか、マイがしゃぶってる時のリオのおっぱいの弾力とか、そのキスシーンでの唇同士が押し合ってる様子とかの仕上がりが格別好きで。なんちゅーか…エロい。事実、そこからがこのシーンの本番ですと言って良いほど…ですな。そこからの動きは、とてもよい。 後半では、ザックにヤられてるシーンでのマイが、恥じらいながら髪をくわえて耐えてるというかなんと言うか…今見ればかなりやーらしー表現やってますな。…当時にして、身体を描かずに状況を説明する…時に使われる手段ぢゃありませんでしたっけ？…そう言やザックのマシンって、でっかいよなぁ。あれではコックピットと言うより…部屋だ。 まぁ、作り手のエロさがいろいろにじみ出たって事で良いんでしょうけど。 ・エンディングの意味がよく判らん。洋ピンのヘンなセリフでムリヤリのエンディングにしたのと同等の、ヘンな終わり方。そりゃ予告であんな身も蓋も無い事を言ってましたけどね。 ・お手持ちの、初めに少し触れた豪華な資料集…ソノシートによる声優座談会みたいなのも付録収録されてたな…によりますと、そこに提供した様々ななイラスト…本作に関係するかどうかは別にしてだが…そこには作者名が記述されてるわけですが、どうやら「本作品には参加していません」の注意書きのある人意外は参加の様子。今回だけのペンネームだったり、普段のペンネームだったり…してますが。あぁ、もちろん、後は自分で調べてね。 ・ヌキどころは前半のリオとマイのレズじゃないっすかね。抜ける度は２〜３とします。後半のザックとマイのシーンはイマイチですな。どちらのシーンにせよ「性器描写」無しで作りあげたのは、映像としての見た目を重視…やはり「修正」を入れたがらなったからでしょうな。翌年の「リヨン伝説フレア」も、メーカーこそ違えど映像仕上げへのこだわりで言えば同じだろう。…だが、シーンの仕上がりを考慮するに、特に裸体そのものの…女体の目立つ前半のそれに対して、後半では半ば着込んだ状態（お互いに）のこともあり、「よく凝った作りを描きました」と言えばそうだが、それと映像から受け取られるエロ刺激の度合いは別物。 ・アニメとしてのお勧め度はは２〜３。あの頃、初見当時のお勧め度は「５」を超えて「６」だったんですがね。今見れば、ずいぶんと垢抜けてない感じはしますな。 購入に関して？あぁ…どれでもどうぞ。ＶＨＳ、Ｂａｔａ、ＬＤ、ビデオＣＤ、ＤＶＤのいずれも変化はない。ビデオＣＤ及びＤＶＤにおいて、この一作品だけは何故か気になる「一部の大人の事情によるもの」の追加の類は一切がなされていないのだ。他のくりいむレモン作品においては一箇所は追加されているはずのそれがないのだ。違った意味で気になってしょうがない。まさかビデオＣＤ発売当事に某“あ○の”なる人物が某“○ヴァ”なるアニメで有名になってしまったために彼が参加した本作品はそのままにしたとか？それがデジタル用原版として固定されたのか？だったら他の残りの作品にも寛容な処置を施して欲しかったものだ。仮にも美少女アニメの源流ともいえる「くりいむレモン」シリーズに対してさ。（輝川流一）
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