フロントイノセント ♯0

 ストーリー・本作発売の翌年、2005年に発売された「フロントイノセント VOL1」の予告および、おまけ映像収録作品。特典として、95・00年に発売された「レディイノセント」ドラマCD付属。




・原作自体は原作者のうるし原智志氏のセルイラスト集に掲載されたいくつかのセルイラストのようですが、それにストーリーを付けたのが「レディイノセント」で、そのアニメ化が「フロントイノセント」のようです。さて、この「フロントイノセント #0」の発売当時は「えっ!いつの間に発売されたの!…なんだ、予告ビデオかよ。まぁ、映像が拝めるし、安いから買ってみるか。」と、買っておいてレビュー原稿の打ち込みまで、ほとんど予告ムービーしか見てなかったりする。この予告ムービーは、カットの内容から未だ発売されてない「VOL2」のものも兼用しているようだ。内容は予告ムービー、時代背景の「南北戦争」解説、うるし原智志氏の仕事場拝見と続き、メガミマガジン共同企画「α」クイズ…ここから選ばれた二人のヒロインが本編に登場するらしいが、こことは違う、21世紀の地球とほぼ同等の文化を持つ惑星に住む彼女達を、どのように登場させると?隠しキャラかな?他にもベースとなった「レディイノセント」紹介があります。

・ドラマCDは以前持ってたので、聞いてません。うろ覚えながらたしか、エンディングでキャスト紹介をしていた気が。まぁ、CDが聞けるだけ良いのですが、この作品「レディイノセント」はやはり、今回リメイクされなかったCD付属のムック本と併せて初めて一本の作品になると思います。ならば半端な一本になるのか?そこはセルイラスト集でカバーできると思えます…が。おっと、ドラマCDとはいえ中身は18禁、くれぐれもご注意を。

・やはり近年の規制によるものか、いわゆる「この作品には18歳未満の人物は一切出演しておりません。」的な記述があった。ヒロインのフェイ、義兄のジョン、義姉でメイドののソフィアの幼少のころが出てくるが、あくまで回想シーンであると。なんだかそんなにアダルトアニメに登場する人物に対してギスギスしなきゃならんのかなぁって思うよ。

・ヌキどころは…プロモーションビデオのカットとか、レディイノセント解説のシーンでとか、それなりのはありますが、そのようなところでヌケますかな?抜ける度は1とします。

・アニメとしてのお勧め度は1。アニメといってもプロモーションビデオカットのみですから。どう勧めろと。なお30分作品なのですが、それは合計の尺で、見たいコーナーごとに選ぶ必要があるため、一本のビデオ作品として通してそのまま見ることは出来ません。操作しなければならない手間があるのがきついです。
輝川 流一


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