ファミレス戦士プリン order.1〜3

 ストーリー・西村プリンはファミレス「アラモード」のウェイトレス。明るくて可愛くて大人気の彼女には秘密があった。アラモードは悪と戦う防衛隊で、プリンはその戦士だったのだ!負けるなプリン!仲間たちと力を合わせてリビドーを倒すのだ!なの!




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ひのき一志氏が「ヤングコミック」誌で連載していたマンガのアニメ化作品で、同時にゲーム版が制作されたり、声優さんが顔出し(!)でユニットを組んでコンサートを開いたりと、やけに力の入ったマルチメディア展開が行われました。
 オフィシャルサイトで紹介されていた作画状態がお粗末だったこともあり、オイラ的には全く興味のない作品だったのですが、アニメ板で結構面白いという評判だったので、別の作品をレンタルするときの抱き合わせ(三本借りると一週間200円になるっす)で一巻目を借りてみました。これがなるほどそこそこ面白かったので、その後全巻を借りてみました。
 本作はいわゆるナンセンスギャグコメディであり、キャラたちのバカバカしくもエッチなパフォーマンスを楽しむモノです。故に、正義のヒロインが悪と戦うなどというフォーマットも本質的には無意味で、ヒロインたちが悪人と命のやり取りをするようなシチュは全くありません。
 主人公はステレオタイプの権化のようなダメ男ですが、彼がヒロインたちとユルユルエロエロ交流しながら、お約束ギャグを連発していく展開が非常に楽しいです。
 また女の子たちは皆とても可愛らしい性格で、親しみやすいキャラになっているのは良いと思います。
 エロシーンは各巻とも非常に多く、ていうかヒマさえあればハメている状態で、ヒロインのプリンちゃん始め、メイド頭のお姉様キャラとか、メガネっ娘とか、ロリですとかと変わり玉的に交わるのが楽しいです。またその最中に敵が現れ、主人公とヒロインが合体したままロケットで出動させられるなどの繰り返しギャグもイイ感じ。
 難点は、何と言ってもその作画状態でしょう。ハッキリ言ってヒドすぎます。
 こういうナンセンスギャグモノは、上質に作画されていてこそ、そのアホらしさが際立って楽しいのですが、これでは魅力半減です。ここがキチンとしていれば傑作として推したいのですが・・・
 「抜ける度」は2。
 ちなみに挿入される主題歌は、ベタながらカッコイイし覚えやすいしで好感が持てました。
(彩雲11型)


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