いっしょにエッチ

 ストーリー・ある日、養護教員の桃香から保健室に呼びだしを受けた主人公。用事が何なのかは分からないが、グラマーな桃香の肢体につい欲情してしまい・・・・




 ・2010年にピンパイさんから発売された作品です。
 この作品、パブリッシュコメントによれば「エロアニメ史上初の試みとして全編視聴者目線」ということなんですが、同じ企画の作品は既に「ちちのや」レーベルから2009年に発売されています。
 しかもそのタイトルは「一緒にHしよっ」であり、「ちちのや」の看板シリーズでもあります。
 タイトルがソックリ、企画内容(ハメ撮りエロアニメ)も全く同じという作品がほぼ同時期に発売されたのですから、とても偶然とは思えません。
 ピイパイが「ちちのや」の企画を臆面無くパクったのか、あるいは大元となる企画が別にあり、それが複数レーベルからアニメ化されたのか、業界の内情は知る由もありませんが、セールスの不可解さばかりが際立つ結果となったのは、作品にとってもユーザーにとっても不幸と言えるのではないでしょうか。
 さて内容について。
 「ちちのや」の「一緒にHしよっ」が15分作品だったのに対し、本作は30分という尺になっています。
 しかし長いからといって、それで間延びして見えないのは、さすがに老舗レーベルと言いたくなる手際の良さです。
 グラマーな養護教員とのエッチ→その妹(ツンデレ)とのエッチ→姉妹と主人公で3Pという具合に、味わいの異なるシチュをテンポ良く見せて飽きさせません。
 それぞれの濡れ場が濃厚で、痴女姉妹2人がアヘアヘ感じていく様や、肉のひくつき、タプタプ感が、愛を込めて描写されているのは好印象でした。
 ただ絵柄は垢抜けない感じで、ちょっとアングラ作品風というか、韓国アニメっぽいというか、現代日本のビジュアルトレンドからはズレている気がします。この点では「ちちのや」さんにアドバンテージがあると言えましょう。
 「抜ける度」は3と少し。
 いわゆる痴女モノが好きで、絵柄が気にならない人であれば、見てみても損はないとと思います。
(彩雲11型)


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