淫母ーいんぼー(全3巻)
ストーリー・叔母・みゆきの家を訪ねた勝は、室内で自慰にふける叔母の姿を見てしまった。それをきっかけに、二人は淫らな関係に・・・・
・2005年にD3さんから頒布された作品ですが、その後D3さんは撤退してしまったらしく、商品が如何にして企画されたのかはよく分かりません。 原作等がクレジットされないところを見ると、あるいはオリジナル企画なのかもしれませんね。 さて本作は、商品のパッケージとしてはかなり特異です。 それは、下で↓みのり様も触れていますとおり、一巻分約10分という非常に短い尺で成立しているということです。 メーカー側の企画意図は想像するよりありませんが、恐らくは、そうしたコンパクトで安価な商品が市場にアピール出来るかどうかの実験という意味合いがあったのではと思われます。 エロに限らず、我が国のアニメメディア商品は非常に高価であり、それが消費者の購入意欲を大いに減退させているのは事実ですから、尺は短くても安価な商品を作り、とにかくはまず買って見てもらおうという、これはそうした作り手側のアイデアの一つなのではないかと思うわけです。 肝心の内容は、どこにでもある淫乱熟女とイケメンM男クンとのラブラブエッチですが、意外やこれが悪くありません。 みのり様は「エロシーンが長いのが良い」と評価されていますが、ただ長いのではなく、全てのエロシーンにそれなりのテンションがある。そこが価値だと思います。 一巻10分という商品ですから、その10分の中でタップリとエロを見せなければ視聴者は納得しない。つまり30分の尺のように、いちいち登場人物や舞台を説明している余裕などないのです。 そのくびきがスタッフに良い意味での緊張感を与えたためか、三巻が三巻とも、始まってすぐに濡れ場に突入し、しかもそれがそこそこ濃密です。「10分でも何とか抜いてもらおう!」というスタッフの意気込みが伝わってくるようです。 かよう、オイラは好感を覚えましたけれど、恐らくセールス的には奮わなかったことでありましょう。 10分間のエロアニメというパッケージを見せられても、買い手は「安かろう悪かろう」というチープな印象しか持たなかっただろうからです。 それなりの内容であるだけに、このテンションで30分の商品を最初から作っていれば良かったのにと残念な気分です。 「抜ける度」は2.5。痴女モノの好きな人なら見てみても良いと思います。 ちなみに作画は全体に垢抜けず、それが見た目の印象を悪くしているのはマイナス点でありましょう。(彩雲11型)
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