淫妖蟲 恥録一 〜排泄〜

 ストーリー・白鳥深琴は妖魔退治を生業とする少女退魔師だ。しかしある事件でパートナーの橘木ヤマトと共に妖魔に捕らわれ、処女を犯された上、凄惨な陵辱を受ける。そしてヤマトの幼馴染み、香山水依もまた妖魔の捕虜となって・・・




 ・下の↓テケメケ様の評でも高評価でしたし、アチコチのエロアニ板でもおしなべて評判がイイので、是非見たいなあと思っていた彩雲です。
 しかし近所のレンタル屋にはDVDが入らず、と言って買うのは勿体ないと手をつかねていましたが、ようやく友人宅でDVDを見せてもらいました。寄生虫彩雲。
 さて最初に総評を書いてしまいますと、とてもエロくて良い作品だと思いました。
 具体的に本作の美点を並べますと、
 (1)まず単純にエロの尺が長い。冒頭5分くらいだけが導入部の非エロ部分で、あとはず〜っと濡れ場ばっかり。こういう割り切り方はナイスサービスと評したいです。
 (2)その長い濡れ場ですが、リピートがほとんどありません。同じようなシチュ、同じようなアングルでも、シーン毎にいちいち描き分けてあります。このことにより、長く続く触手シーンが平板に見えず、見ていて飽きさせません。
 (3)テケメケ様も触れていますが、濡れ場もただハメているだけでなく、犯されている女の子が次第に絶望感にとらわれていくという心情描写が良くできています。言葉責めなども上手く挿入されており、ヒロイン捕まりモノの醍醐味が味わえます。
 ・・・等々といったところでしょうか。
 一方難点と言えるのは、タイトルから予想するようなシチュが入っていない感があったところでしょうか。つまり「排泄」ですが、劇中に排泄シーンと呼べるものはほとんどありません。
 唯一、ヒロインの
深琴ちゃんが何か緑色のゼリーみたいなのをひり出すシーンがありますが、ウンチのつもりなんだかそうでないのか、説明がないのでちょっと意味不明な印象でした。まあオイラ個人はスカが苦手なのでそれでも構わないのですが。
 ちなみにテケメケ様が「蟲が出てこない」とお嘆きですが、これは原作ゲームにそういうモノが出てくるからなのか、原作をやっていないオイラにはちょっと判じかねます。
 作画は全体に良好ですが、ひまじん系列らしいちょっと平板な絵柄なので、見る人によっては淫靡さを欠くと感じるかも知れません。
 それと触手は基本的に2種類だけ(プレーンなヒル状のものと、目玉のようなものが付いてるヤツ)ですし、蠢き方にも目新しさはないので、いささか芸が足りないという印象を抱く人もいるかも・・・
 「抜ける度」は3.5。 
 作り手のやる気とリビドーが伝わってくる快作として推したいです。
(彩雲11型)

 ・CyberWorks原作のPCゲームをAmourがアニメ化したものです。退魔を生業とする白鳥家の少女美琴と妖魔の戦いが描かれます。
タイトルに蟲と入っていますが、劇中に蟲は出てきません。期待してたのに…(死)。出てくるのは触手と馬です。ヒロインの美琴と美琴のパートナー大和は学園に巣食う妖魔を退治すべく、学園の生徒である水衣(すい)と3人で夜の学園に忍び込みますが、あっという間に負けます。そして妖魔の体内に取り込まれ、大和は出番終了。美琴と水衣は触手地獄に突入します。ちなみに美琴が赤髪、活発系。水衣が黒髪、おしとやか系。
Amourらしい高品質な作画と、「ストーリー? しゃらくせぇ!ヌケなきゃハナシになんねえんだよ!」と言わんばかりの徹底した触手オンパレードですので触手が好きな人ならかなり使えると思います。途中から妖魔の親玉であるらしいナイトメアという馬が陵辱に参加します。“妖魔”と聞くと和風の怪物を想像しますが、そういうのにはこだわらない様です。
始終エッチし通しの作品だと中だるみしてしまうというのがエロアニメ界の通説ですが、この作品ではヒロインが堕ちていく様を時間をかけて描いている他、シーン数が多く、妖術で犯されている自分の映像をリアルタイムで見せられたり、途中からあり得ない巨根の持ち主であるナイトメアが加わることで、触手系アニメで特にありがちな食傷現象を最低限に抑えています。
触手、人外エッチが苦手でなければかなりヌケるのではと思います。ヌケる度は3.5とします。ちゃんと蟲が登場すればなぁ…。
(テケメケ)


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