淫妖蟲 恥録二 〜母性〜
ストーリー・妖魔に囚われてしまった白鳥深琴は、仲間のヤマトに手を出さないという条件で、妖魔に従うことを受け容れた。そうする一方で、逆転のチャンスを窺うつもりだったのだが・・・・
・以前にひまじんさんから第一巻が頒布された作品ですが、その後ひまじんレーベルが撤退してしまったため、第2巻は「鈴木みら乃」レーベルからの頒布となりました。 第一巻は友人宅でDVDを見せてもらったんですが、とてもエロくて良かったので、この2巻はレンタルで視聴しました。 しかし見てみてガッカリ。個人的には一巻に遠く及ばない内容だと感じました。 何がイケナイって、まずは被虐感がものすご〜く薄味になってしまったこと。 一巻では、ヒロインが、「ああイヤ、助けて!でも感じちゃう〜!」という、心ならずも堕落させられていくノリがとても良かった。 しかし2巻では、女の子たちは皆最初から「堕ち」状態になっており、セックスをアヘアヘ楽しんでいるだけ。 その様を仲間の男子に見せつける構成になっているため、あるいは「寝取られ」ジャンルが好きな人にはアピールするのかもしれませんが、それにしたってもう少しイヤイヤ感が欲しかったところです。 また触手シーンが少なくなったことや、敵のボスである馬の魔物(?)が、本巻では人間に変身していることによって、ホラーファンタジーの味が弱くなってしまったことも難点だと思います。 馬の魔物を人間にしたのは、恐らく「寝取られ」演出に配慮したためと思われますが、異形の魔物によって犯され、汚されるヒロインの屈辱、絶望というものが感じられなくなってしまいました。 せっかく魔物と戦うという世界観でエロを作っているのですから、それを活かさずに、寝取られ味などを中途半端に入れるのは本末転倒ではないでしょうか。 作画も一巻よりはレベルが落ちている印象で、全体的に平板なビジュアルです。 また、手元に一巻がないので確認できないのですが、馬の魔物は一巻とCVが変更になっているような・・・一巻のが良かったなあ。気のせいかもしれませんが・・・ それとラストシーンは、まあゲームのバッドエンドとしてはこういうのもアリでしょうけれど、アニメで見せられるとあまりに実も蓋もないと言いますか、かなり後味が悪かったです。 「抜ける度」はオマケして2.5。 一巻と比して、作り手の強い意欲が霧散してしまったような仕上がりなのはとても残念です。(彩雲11型)
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