淫獣大決戦

 ストーリー・北海道に落下した隕石。それは宇宙規模の繁殖を目論む凶悪なエイリアンだった!次第に巨大化し、女性を触手で犯しながら南下を始めるエイリアン。人類はこの危機を打開できるのか?




 ・大手ピンパイから世紀末に頒布された作品で、ピンパイ名物オリジナル淫獣モノとしては恐らく最後の作品かもしれません。尺は約40分。
 内容的には過去の東宝特撮へのオマージュ的作品となっており、つまり巨大な淫獣が地球へと飛来し、それについて科学者がデタラメな考察をしたり、政府がデタラメな対策会議を開いたり、自衛隊がデタラメな作戦を展開したりというオハナシがダラダラ続きます。
 こういうパロディ作品を面白く作るためには、本家(怪獣映画)に対して強烈なこだわりを持ち、マニアックな視点を盛大注ぎ込み、なおかつビジュアル的に高品位な仕上がりとしなければなりません。
 しかるに本作では、誰でも知ってるありきたりなシーンのパロを薄味で羅列しているだけで、見ていてアホらしいなあとウンザリしてしまいます。また作画も最低レベルであり、描かれる兵器にリアリティもクソもないんですから興醒めです。要するに、良いモノを作ろうという愛がないんですね。
 エロシーンも非常にテンションの低い触手レイプが延々続くだけで、何よりヒロイン(と言うより主人公)の存在しないドラマ構造ですので、抜くのには使用不能であると思われます。エキストラが背景モブとして犯されてるだけなんですから。
 かようどうしようもない愚作ではありますが、こういうモノにまで予算が付いて制作、頒布されていた前世紀って呑気な時代だったんだなあと感慨に浸るには良いかも知れません。つーかこんなモノを野放図に売り散らかしていたからこそ、業界が衰退しちゃったんじゃないかなという気もしますが。
 抜ける度は1。
(彩雲11型)


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