戦乙女ヴァルキリー(全二巻)
ストーリー・ヴァルキリーは大神オーディンの力を授かった乙女戦士だ。しかし女神フレイアの裏切りにより、野蛮な魔族の捕虜となってしまう。魔族に処女を奪われ、奴隷となることを誓わされた彼女は・・・
・ルネというメーカーさんのPCゲームが原作だそうで、アニメ版は「ひまじん」さんの独立第一作目として制作されました。 そもそも原作からして大変人気の高いゲームらしく、またアニメも新レーベルの意欲作ということで、頒布開始当初はかなり注目を集めた作品です。 オイラも期待して見てみたのですが、う〜ん、想像していたのとはちょっと違うなあという印象。正直、個人的にはあまり楽しめませんでした。 本作は、ややこしいストーリーパートを全部すっ飛ばし、ほぼ濡れ場のみによって構成されるという、思い切った造りになっているのが特徴でありウリであります。 それ自体は大変結構なのですが、にしても原作ゲームを知らないユーザーに最低限の情報というのは与えて欲しいわけで、そこに気配りを欠くことが、本作全体のイメージを悪くしている気がしました。 具体的には、そもどうしてフレイアが裏切ったのか、ヴァルキリーもどうして簡単に捕まっちゃったのかが全く描かれないため、彼女たちが悔しい助けてイヤヤメテとどれだけ呻吟しましても、イマイチドラマに迫力が出ていません。事情は言えないけれどとにかく助けてくれなどと人生相談をされているような気分。 ひまじんの他の作品で、同じく濡れ場のみによって構成されている「淫妖蟲」などは、ヒロインたちが囚われてしまう事情をコンパクトに挿入してあり、その点で仕事として優れていると感じます。「ヴァルキリー」にも同様の心遣いが欲しい気がしました。 エロとしては、一巻ではヴァルキリーの処女喪失、アナル貫通、衆人環視レイプ。二巻では触手レイプ、フタナリ化、ヴァルキリーによるサブヒロイン陵辱とバリエーションが豊かで、そこそこ飽きさせずに見せてくれます。これで、上で書いたような難点が改善されれば、すごくエロくなると思うのですが・・・ ちなみに触手レイプは怪獣のような魔物(?)によって行われるのですが、この魔物はヴァギナを犯すよりも、もっぱらアナルに潜り込んで腸内の便を食べるという描写がなされます。 オイラのようにスカが苦手の者にとって、便が直接見えないのは歓迎ですが、しかしモコモコと際限なく便を吸い出すシーンが続くため、お前らどんだけウンチ溜めとるんじゃと突っ込みたくなってしまいました。 また劇中では「オ○ンコ」「おチンコ」「ウンチ」と淫語が百花繚乱で、そういうのがお好きな人にはアピール度が高いでしょう。オイラはヤダけど。 あと作画はまずまず高水準で、ヒロインたちも可愛くかつ肉感的でよろしいです。ただやたらとあばら骨が強調されるのは好みが分かれるかもしれません。 「抜ける度」は2.5とします。(彩雲11型)
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