河原崎家の一族(全2巻)
ストーリー・河原崎家・・・それは由緒正しい名家である。その豪邸で使用人としてアルバイトを始めた斎藤六郎は、住人たちの奇怪な行動に戸惑うばかり。この家には何か秘密がありそうなのだが・・・・
・1996年から97年にかけ、ピンクパイナップルさんから2巻構成で頒布された作品です。 原作はPCゲームだそうですが、その辺りについては下で↓長十郎様が書いて下さっているので割愛します。 アニメの内容はオーソドックスな「館モノ」であり、怪しげな旧家の使用人となった青年が、そこで色々とおっかない体験、エロい体験をするというストーリーになっています。 それは良いのですが、全体として非常に分かりにくい印象で、やたら謎めいたシチュやセリフは散りばめられているものの、それらについて合点のいく説明のないままにドラマが終わってしまいます。 全てがカッチリ説明されれば面白くなるとも限りませんが、だからといって勿体ぶる必然性があるとも思えず、見ていて何とも不親切な印象を覚えました(原作を知っている人には自明なことなのかもしれませんが・・・)。 エロシーンは、屋敷の奥様や娘たちやメイドらが存分に演じてくれ、鬼畜っぽいノリなのも良いと思うのですが、上で書いたようにキャラらの正体や心情が分かりにくいため、いきおいエロとしての興も削がれているように感じました。 レイプシーンを描くにしても、その娘が何を考えているのか分からないのでは、見ている方も興奮をしにくいのではないかと思うのです。 「抜ける度」は2。 作画はそう悪くないだけに、脚本の消化不良ぶりが残念な作品だと思います。(彩雲11型)
|