義母の吐息(全2巻)

 ストーリー・高校生の志賀海人は、若く美しい義母、小夜のことを強く慕っていた。しかしその小夜に父は冷たく、浮気までする始末。父への反発から、海人の小夜への想いは募るばかりで・・・



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2006年にミルキーレーベルから頒布された作品で、原作は人気PCゲームだそうです。
 
まず恥をお話しするようですが、オイラは本作をパケ絵に惹かれてレンタルしました。と言いますのも、上巻、下巻とも、性の悪そうな熟女が人妻をレズ責めしてるようなパケ絵だったからです。
 「これはヒロインの人妻が百合調教されるような話なんだろうな」とオイラは思ってしまい、またオイラはそういうシチュが好きですから、ワクワクして視聴しました。
 しかしそういうシーンは一切ナシ!これじゃ詐欺ですよ〜(;_;)
 もっとも、原作ゲームではそういうシチュもあったのかもしれず、アニメ版は尺の関係で入れられなかったのかもしれませんが、こういう看板だけでガッカリさせるような売り方はなるべくしないで欲しいと思いました。
 
さて作品本体について。
 
内容としてはありふれた義母エロスで、若く肉感的な義母のフェロモンで高校生がトチ狂い、いきなりハメてしまってハイめでたしというだけのオハナシです。
 こういう作品では、義母の方は常に受け身で、背徳的な関係に逡巡したり抗ったりという展開が良くありますが、本作のヒロインは最初から欲求不満でムラムラ状態にあり、継子との性交も案外スンナリ受け入れてしまいます。
 それだとドラマとして盛り上がりもクソもないですから、主人公の少年が近所の淫乱女に筆おろししてもらったり、また友人の母をひょんなきっかけから犯してしまったりというサブエピソードを入れてヒネリとしています。
 そのいずれもエロとしてはあまりイケてない気がしますが、グラマラスな「お母さん」キャラに導いてもらったり、あるいは逆に支配したりというシチュが好きな人にはそこそこアピールするでしょう。
 またヒロインの義母はとてもCVが可愛らしく、「お母さん」なのに守ってあげたくなるようなキャラ性が上手く出ています。官能に負けて、次第に行為が能動的になっていく様子なんか結構良かったです。
 
「抜ける度」は2.5。
 
ちなみに作画状態は平均以下で、ここが改善されるだけでかなりエロ度が増したと思われるだけに残念です。(彩雲11型)


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