ストーリー・女子高生の明日香は初めて異性からの告白を受けて心浮き立つ。しかしその相手、神村良介には、明日香の親友である綾も以前から想いを寄せていたのだ。そして綾には人に明かせないあるおぞましい過去が・・・
・アイルの大ヒットPCゲームをピンパイがアニメ化したもので、金澤勝眞氏がプロデュースしています。以前友人に全巻分をDVDで見せてもらったんですが、今回レビューを書くために改めて視聴してみました。
内容的にはレイプてんこ盛りの異常な学園生活の活写という感じですが、ストーリーというかドラマ本体のギミック、説得力が弱く、オハナシでグイグイ見せていくような迫力はありません。
具体的に言いますと、綾ちゃんが同級生を脅迫しようとしたり(ここがタイトルになっている)、それにつけ込んでレイプ常習者グループが暴れ回ったりというドラマ展開にいちいち必然性を欠くため、見ていて「うわっ、そうだったのか!一体この状況をどうするんだろう?」などと引き込まれてしまうことが全くありません。
明日香ちゃんも綾ちゃんも「自分が悪いんだ」などとウジウジ独白するシーンがやたらありますが、どう見ても悪いのはまずレイプ犯達であり、よし自分が悪いのだとしたらとっとと警察に行けば5分で終わるハナシでもあります。よってストーリーを追うのがアホらしいのは難点と言えるでしょう。
一方エロとしてはなかなか濃密で、とにかくレイプシーンの無限コンボですし、ヒロインの他メガネっ娘レイプやロリレイプや人妻レイプや女教師レイプやマニッシュギャルレイプやお嬢様レイプなど、豊富にバリエーションがあって楽しいです。
金澤氏らしい、女性を完全にモノとして蹂躙していく(官能ではなく暴力で支配していく)演出には好みが分かれるでしょうが、それでもリビドーが十分に込められた力作であることは間違いないでしょう。
オイラ的には、人妻さくらさんの調教シーンやお嬢様の麗香さんのレイプシーンが美味しかったです。(麗香さんは何かエルフみたいに耳がとんがってるけど、これは原作ゲーの味なのでしょうか。ちなみにCVはもしかして天野さん?)
スカシーン等もありますが、これも表現を押さえたソフトなものであるのはオイラ好みでした。
「抜ける度」は3に少し足りないくらいか。
ところでエピローグ的シーンでの綾ちゃんたちの行動原理がサパーリ分からないのはオイラだけ?
「責任を取る」なんつってるところを見ると、心ならずもアブノーマルな世界に引き込んでしまったので最後まで変態道を行きましょうということなのかな?
明日香ちゃんの反応もボンヤリしていて意味不鮮明ですし、蛇足とまでは言いませんが、もうちょっとシャキッとした締め方にしてもらいたかったです。(彩雲11型)
→戻る
|