ストーリー・飯島沙羅はスタンフォード大学で学んだサイコセラピスト。青少年特別対策委員会別室二課に属する彼女は、そのダイナマイトバディを活かしたサイコフィールド療法で、悩める青少年のトラウマを解放するのだ!しかし彼女の前には次々と難事件が立ちふさがって・・・・
・遊人氏のマンガ原作をアニメ化したもので、1996年に徳間ジャパンから全2巻が発売されました。(その後グリーンバニーレーベルからDVDで復刻されています)
発売当初は一般作扱いでしたが、これはビデ倫を通さずにセルされたためで、内容的には十分18禁レベルだと思います。
オイラも以前は誤解していたんですが、ビデ倫というのは業界の自主的モラール機構ですから、そこを通す義務などはそもそもありません。ただビデ倫のお墨付きがないと、流通上いろいろと不都合があったりはするのかもしれませんが。
さて作品について。
ストーリーはセクシーな女捜査官が深層心理の世界で精神治療を行う、いわゆるヒロインエージェントものです。
沙羅ちゃんがその精神治療を行うまでのドラマ部分と、治療シーンのカタルシスをフォーマットの軸として成り立っています。クライマックス前には沙羅ちゃんがレイプされそうになったりとピンチに陥るお約束の演出ですね。
実際見てみますと、ストーリーはムチャクチャアホらしいです。(まあ遊人らしいとも言えますが)しかしテンポ良く見せてくれるのでそこそこ退屈しませんし、治療対象のトラウマを推理するミステリー要素などもあって楽しいです。(余談ですが、沙羅ちゃんは精神治療の際に爆乳をグルグル回して相手を催眠にかけたりします。まるで伝説の爆乳女優チェスティ・モーガンのスパイ映画みたいです)
難点は絵ですね。
もともと遊人氏の絵が嫌いなオイラですが、そのバイアスを勘案しても、ヘボイ作画だなあとゲンナリしてしまいます。デッサンは狂ってますし、動きがギクシャクしてチープな感じですね。ゆえにエロさが半減してしまっています。
制作スケジュールの関係なのか、口パクとアフレコが始終ズレているのも気になりました。エロは感覚ですから、まずビジュアルやSEにこそ気をつかってもらいたいです。
まあ肩の凝らないアホコメディとしてはギリギリ及第の出来ですし、レズ責めですとか触手レイプ(未遂)などもありますので、そういうのが好きな方は暇つぶしにご覧になるのも良いかもしれません。「抜ける度」は2。
ちなみに書き忘れましたが、監督は「マクロス7」とか「エイトロン」等で有名なアミノテツロー氏が務めています。(彩雲11型)
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