くノ一学園忍法帖 蠕動虫の巻

 

 ストーリー・伊賀のくノ一たちが修行する伊賀学園。その生徒である八剣忍は、親友の真柴綾を甲賀忍者に殺されて怒りに震える。さらにもう1人の友人、影麗奈も、甲賀の放った寄生虫に取り憑かれて・・・



 ・「くノ一学園」というのは、世紀末にPeachさんというところが作っていたオリジナル作品で、この「蠕動虫の巻」が最初に発売され、その後短期にドバッと続作が出たものの、最後まで方向性の定まらないヘンなシリーズだったと記憶します。
 「蠕動虫の巻」は、くノ一たちのキャラや、彼女たちが何と戦うのかを紹介する作りとなっていますが、内容的には頭痛がするほどバカバカしく、とにかく御都合主義の連続ですし、忍術モノと言うよりは超能力合戦みたいなノリ(敵はテレキネシスなどを使う)でダメだこりゃ。
 エロとしても弱く、ヒロインたちが捕まって陵辱されるシーンにはテンションの欠片もありませんし、怪生物が女陰に寄生するという展開も、それでヒロインたちがエロエロにされて苦しみ抜く描写に迫力を欠くため、「エッチだなあ、抜けるなあ」という気分には到底なれません。
 作画も低調。またCVはヒドイの一言で、そこらを歩いている素人を拉致ってきて演技をさせたようなトホホぶりです。
 全体に、インディーズらしいチープさが悪い意味で出てしまっている感があり、お金が無くてもせめてもうちょっと頑張りましょうねと言いたくなるヤッツケ作。まあそういうキッチュなモノを笑って見たい向きには良いかもしれませんが・・・
 「抜ける度」は1.5。
(彩雲11型)


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