黒愛 一夜妻館・淫口乱乳録

『ザードル奴隷処女 孕ませの宴1』

 

 ストーリー・五丈テツヤは遠縁の叔母が暮らす館にやってきた。彼はここである仕事をしなければならないのだ。それは女を籠絡して館に連れ込み、娼婦として調教するという仕事であった。何故彼はそんな非道に手を貸すのか?そして彼を慕う少女達の運命は?・・・



 ・CLOCKUPというメーカーさんの人気エロゲをアニメ化したものだそうで、レーベルはグリーンバニーさんです。
 まず見て思いましたことは、ストーリーわけ分かんね〜!ということ。色んなキャラがでてきて色んなことを喋りますが、しかし物語世界や各人の心情を上手く説明しているとはとても言い難く、一体何が起こっているのか、キャラ達は何を思って何をしているのかサッパリ分かりません。
 しかしそれが特に問題かというとそんなこともなく、ストーリーが分からないなりに何となく退屈もせずに30分の尺は眺めていられます。と言いますのも、とにかく叩き付けるようなエロシーンの連続で全体が構成されているからです。
 本作は「新体操(仮)」のむらかみてるあき氏がプロデュースしており、あの過激な演出法がさらにリミッター解除のモノスゴサで迫ります。まさに荒れ狂うようなエロシーンコンボでして、グチャグチャスポスポギャーギャーワーワードビュドビュレロレロブカブカドンドンと大騒ぎ。いやはやスーパー気合いが入っています。エロですから、これら脈絡のない濡れ場の羅列だけでも元は取れると言うべきかもしれません。
 もっとも、「新体操(仮)」のときにも書きましたが、むらかみ氏のエロ演出は、その個性の強さ故に視聴者を選ぶこともまた否定できないでしょう。
 デフォルメされまくりのキャラの顔は、見る人によっては引いてしまうでしょうし、まるで機関車のような高速ピストン描写もエロい気分を削ぐかもしれません。
 また女の子たちが卑猥なことを叫びまくる所謂「卑語」演出も、最近流行りと言えばそうですが、ダメな人にはダメでしょう。
 実際オイラのような年寄りには、エロいというよりただ五月蠅いようにも感じられ、しまいには何だか頭が痛くなりました。
 逆に言うと、それらがガッチリ嗜好にフィットする人には至上の快作と言えるかも知れません。いずれにしても見てみるだけの価値はあるでしょう。作画も非常に良好ですし。
 オイラ的には1巻目の「抜ける度」は2.5。しかし書いたように、見る人によっては満点を献じたくなる良作でしょう。
(彩雲11型)


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