黒姫 -桎桔の館- 後編

 

 ストーリー・何者かに導かれるように7人の若者たちは謎の館に入っていった。ここで彼らは大変な惨事に巻き込まれる。彼らは次々に襲われ、そして最終的には殺されてしまう。一体この館の主は何をたくらんでいるのか!?



 ・この作品は前編が発売されてからかなり後になってやっと発売された。何があったのか知らないが、ディベロッパーが変わっている。よって、絵が大幅に変わってしまった。前編の良い部分が全て失われてしまった。まず、顔が怖い。劇画タッチとも言うべきか、とにかく怖い。ボディの描き方もおかしい。褒めるところが見つからない。ストーリーも破綻している。摩耶すなわち、聖夜がこの館の主であることが分かった。しかし、何の変哲もない普通の女の子であると思われた彼女がなぜこのように大きな館に住んでいるのか。そして彼女の僕である屈強な男たちは一体何者なのか、全くこの物語で示されていないのだ。最終的に、朗と冴紀以外は皆摩耶(聖夜)に殺されてしまった。朗は最初こそ摩耶に殺意を抱いていたが、聖夜への愛情が殺意に勝り、彼らの死体を湖に投げ込むのに協力する。彼は殺人こそ犯していないものの、死体遺棄の罪に問われるんじゃないのか。それにしても最後の朗と聖夜の穏やかで幸せそうな表情は何なのだろうか。あの館では司法の手さえ届かないのか。一方で、冴紀は館から逃げ出すことには成功したものの、館の出来事により精神を病んでしまい、廃人寸前で会話すらできない状態である。このままだとおそらく回復不可能であると思われる。どうしようもない不幸な結末でこの物語の幕は閉じるが、物語の背景の説明が希薄で悲しいと思うことができない。肝心のエッチシーンも顔とボディが変なこともさることながら、朗と聖夜の和姦がメインでただただつまらない。「抜ける度」は1である。
りぷとー


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