魔道都市アスタロト

 ストーリー・かつてエルフ一族によって封じ込められた魔族が復活を開始した。見習い魔道士クラムはエルフ族の生き残りである少女メルを保護するが、その際に仲間の魔道士レイラが魔族メルジーヌの手に落ち、肉体を乗っ取られてしまう。魔王バローアの復活を企むメルジーヌは、次にメルとクラムも毒牙にかけようとするが・・・。




 ・いかにも計奈恵原作なくりぃむレモン定番ファンタジーエロアニメ。
 「ラル」の栄光よ再び!という感じのノリで、キャラクター配置もそっくりだ。しかし「ラル」がパイオニアとしての意気込みに満ちた作品だったのに対し、本作はやや遅れてきた良作という感じ。良く出来てはいるが、いつも新しいことに挑戦していく「くりぃむレモン」にしてはやや新味に欠ける感がある。
 適当に可愛いキャラと適当に描いた触手とでは、「ラル」の時代ならばともかく、視聴者も全然驚かなくなっていたワケだし。そのせいかどうか、シリーズ化を予定されていた作品なのに、尻切れトンボで打ち切りとなってしまったのは残念だ。
 エロシーンはかなり多く、それぞれ悪くない出来だが、作画や演出はやや泥臭い。敵キャラであるメルジーヌのビジュアルが野暮ったいのもマイナスだな。もっと格好良くて悪そうなヤツなら良かったと思う。
 ただメルがバージンを散らすシーンの鮮血アニメは(当時としては)カッコイイかもしれないな。「抜ける度」は2.5くらい。
(イボイボ)


 
・イボイボ氏は辛い評価だけど、オイラは大好きなんだけどなあこのアニメ。
 確かに氏の指摘はいちいちもっともだと思うのですが、十分に水準作だとも思うのです。ていうかオイラのツボにハマっているだけかな?(^^;)
 シチュとしては、怜悧な印象のレイラさんが触手に媚薬(?)を注入されてアヘアヘになり、あげくに身体を支配されてしまうというのがやっぱり萌えます。被虐感あふれる表情の作画も良いと思う。ただこの人、凄腕の魔道士という感じで登場するわりにはてんでヘタレなのでちょっと納得いきませんが。
 メルちゃんの可愛く朗らかなキャラもとても良いと思う。マヌケなクラムにシックスティナインを強要される可哀想なシーンとか、なかなか萌えます。
 しかし打ち切りになったことから考えると、市場の評価はおしなべてイボイボ氏と同様だったのかなあ。オイラの嗜好ってズレてるのだろうか。
 ちなみにイボイボ氏は触れていないが、レイラさんのCVはエスカレーションのリエちゃんことあの方です。そしてメルちゃんのCVは何と!・・・(^^)
 オイラ的には「抜ける度」は4です。
(彩雲11型)


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