MAGICAL WITCH ACADEMY
THE ANIMATION
〜ボクと先生のマジカルレッスン〜(全二巻)

 ストーリー・ツカサは魔法学校に通う少年だ。男子禁制のこの学校にツカサが入れたのは、彼の特殊な才能のためだった。それは女性を性的に狂わせる「魔眼」という能力で・・・・




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2007年にピンパイさんから二巻構成で頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるそうです。
 内容的には、そこらにいくらでもあるステレオタイプのハレムもの。
 女子校に1人だけ通う男子生徒(主人公)が、当然の流れとしてモテモテ状態なのに、ああボクには呪われた魔法能力があってどうのこうのと悩んだり、その能力のためにエロい騒動が起こったりというファンタジーコメディになっています。
 エロとしては、主人公の能力が暴走し、何故か触手の魔物になって学園中の女子を犯しまくり、同時に女子らをエッチな幻想世界の中に引きずり込むという二段構えの構成。しかし、まさにその構成が、エロシーンを、焦点の搾り切れていない、散漫な印象に見せている気がしました。
 触手を見せたいならあくまで触手を、幻想世界のイメージプレイを見せたいならそれのみを、とことん掘り下げて見せるべきだったと思います。
 オイラ的には、せっかく主人公が「魔眼能力(女性を発情させる魔力)」を持っているのですから、幻想世界のエロシーンをメインで濃厚に見せて欲しかったです。
 作画はそこそこ良好ですが、全体にネチっこさの足りない、淡泊で記号的な印象があり、これもエロにとってマイナスだろうと思います。あるいは海外委託のためかも知れませんが・・・・
 「抜ける度」は2。
 キャラはみな可愛いだけに、構成や演出で損をしている感が強いのは残念です。
(彩雲11型)


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