|
ストーリー・広夢は雪降るクリスマスイブの夜、街中で独り寂しそうにしている不思議な少女・粧子に出会います。この夜に似つかわしくない彼女の軽装な服装から、つい自分のマフラーを巻いてあげる広夢。…その様子を目撃していた姉の話によると粧子は数年前に行方不明となり、外見・服装はその時のままだと言う。後日、偶然にも自宅の窓の外に彼女の姿を見つけた広夢は粧子を追いかけます。それが全てとの別れになることになるとは、この時には知る由も無かったのです…。
・正確なタイトルは…どうも文字が見つからないために書ききれない…とりあえずだが…「魔人形[medol]」と書く。これが我が環境での限界。添付をつけて置くので、そちらをごらんになると良いだろう。↓これだ。
・新くりいむレモン第三回作品。ついでに美橋亜矢子さんのキャラデザ第三弾ですか。「みばしあやこ」って、ひらがなで書くことも多いお方なんだが…ほぉ、あの…方ね。それなりにあちこちで作画自体はなされてるようですけどね。
実のところ本作、ずいぶん遅れたね。なにせ「新」シリーズが編成されること無く進められていて、順調に制作が進んでいたなら、「くりいむレモンPart17」としての登場予定だったのだからね。何がどうなって、この時期に伸びたのやら。個人的には「Part17」として見たかったし、旧シリーズもせめて切りよく20作続いて欲しかった。
男主人公なんで初視聴当時はどうもねぇ、やや個人的には魅力薄ってな感じかな。でも、やっぱイイって思える作品だからぢゃね？じわじわ気に入りだした。もちろん理由の一つにみばしさんのキャラデザもあるけど…そのおかげは確かに大きかったな。やがてオレの中でただのエロアニメから価値ある一本か。やがて…叶うなら続きが見たかったってのは確か。新くりいむシリーズにおいては、他のどの作品よりも、さらなるを見たかったのは間違いない。…でも本来は旧作のPart17予定だったんだよな、本来は…旧作…やっぱそっちか？魅力の半分。
・やっぱりと言うか気になる点を挙げるなら…作画かな。ダメダメなのとかぢゃ無くて、気になるというか目立つんだ、そこだけ。アラといえるの？設定の所為？その部分の作画担当？…広夢のコート姿がなんとなくだがデザインの割りにモコモコしすぎな気がして。…コート姿がモコモコなのは、お姉さんもそうか。…それから、えっちシーンで一箇所だが、なんか粧子のボディラインの書き方で「あれっ？」てな感じなのもありまして。…まだあった、そのえっちシーンで画面を（キャラをと書くべきか？）回すところが見所ですな。ただ、そのシーンで、あのややっこしい（どっかでセルイラストとか探してください。）粧子の髪型を回すのは…無茶でしたかな。
・そしてこれもまた、小説版が出ることの無かった作品か。なんでかねぇ、なんで偏るかねぇ。あの「５時間目のヴィーナス」ですら出てるんだぜ。しかしそうぢゃない…オレが当時、特に気に入った作品に限って先ず、出なかったんだな。
ま、だからこそもあって、フィルムコミックスは必然として購入に踏み切ったね。「新」シリーズのは脚本付きだから画面に出なかった、または画面で伝わり切れなかったいろんなを確かめるために。
・かつてこちらの…地元で出回ってた海賊版ビデオテープでのタイトルが確か「底なしFUCK!」とか言う名前だったと思います。それだけ当時なりには濃かったと言うことですかな。この作品にはまったくもって似つかわしくないタイトルではありますが。その海賊版を見たビデオショップは今ではコインランドリーになっていた…あるところはクリーニングで、そこはコインランドリーか、なんか跡地の使われ方がある程度…。
・そーいや…同名のWIN用ＰＣゲームも出てたようだが…対応ＯＳが古かったはず。ウチの環境では互換モードにしたところで通るかどうか。多分無理かもね。…それ以前にフェアリーダストがＰＣソフトメーカーとしてどうかと思うが。
・そーいや…同名の実写ビデオドラマ作品が数年前だったか出てたよね…オレの脳は、まともに見るのを拒絶した。訳の判らんエンディングだけを見たよ…元々名ばかりな作品との予測は立ってはいたが、飛ばし飛ばしで見て、パッケの解説から、おおよそどんな話か判りはしたが…借りたんかいっっ！
・抜ける度は３。さすがに４までは…ムリです。連続なのに…断続なのも考慮すべきだ。抜きどころは事実上、前半に一箇所の広夢と粧子のだけではありますが、かなりじっくりやってくれて尺もかなり長いめ。そのシーンのどのへんからエロシーンの尺に割り当てようとするかにもよりますが、ひとつのエロシーンにおいては長時間の部類に入るでしょう…くりいむとしては。新くりいむとしてなら…最長？
・アニメとしてのお勧め度は２〜４。「４」が出ましたよっ！…ですが、この作品の雰囲気を気に入るかどうかで、ポイントは大きく開くでしょう。物語の結末は是非、自分の目で確かめてください。書きたいけれど…書いたって、伝わったことにはならないでしょうけどね。第２回作品「ホワイトシャドウ」に続いてホラー風なのが二回続いたのはどうだか…やはり新シリーズではなく、旧シリーズに出すべきだったのでは…実は新シリーズ初期ラインナップがどうでも足りず、そちらに組こまれたのだったりして。
入手に関して言えば、やはりアナログメディアであるＶＴやＬＤが、より良いです。しかし、ストーリーを知りたいだけならば、やはりＤＶＤが良いでしょう。「e�tude
雪の鼓動」とのカップリングの単品のやつがあれば。でもこの二作品とも…暗いなぁ。いや、新くりいむレモンシリーズ自体、暗いとか変な作品、多いよなぁ。何が「新」なのだろう。（輝川流一）
→戻る
|