魔が堕ちる夜 第一章
デーモニックプリンセス
ストーリー・魔界の王女シェリスが人間界へやって来た。彼女の目的は魔神ギルバを倒すこと。そのための戦力として、たまたま出会った退魔師、木戸茜を魔力で下僕にしてしまう。一方ギルバの側でもシェリスを返り討ちにするために動き出していた。
・「クランベリー」という新興レーベルが頒布している作品です。 ここはヲタ向けのポルノ小説を扱っておられる二次元ドリームノベルズさんが作ったレーベルで、同社から刊行されているノベルズを原作とした商品展開を行っていこうという構想のようです。この「魔が堕ち・・・」もノベルズ原作作品ですね。 内容的には、悪魔のお姫様のようなキャラが敵対する悪魔に捕まり、散々陵辱、調教されるというもので、こういうダークヒロインの鬼畜モノってアニメではほとんどありませんでしたから、あるいは新しい視聴者層を掘り起こすことに繋がるかもしれません。そうした新興レーベルらしいチャレンジ精神にはエールを送りたいです。 この一巻目は、ヒロインのシェリスちゃんが人間界に来訪し、まずは退魔師の女の子を触手調教してアヘアヘ化、しかし次には自身が捕虜になってエロエロ虐められるという構成になっています。 ヒロイン以外の女の子の調教を盛り込んであるため、展開が平板になっていませんし、また最初はタカビーな女王様モードだったヒロインが、次には逆に奴隷として貶められるという萌えシチュが無理なくストーリーに盛り込まれており、なかなか巧みな構成と言えるでしょう。 エロシーンも猥語の類が抑えられていて上品ですし、やや古風な言葉責めなどもあって悪くありません。このあたり、とにかくハメてわめいてと刹那的になりがちなゲーム原作モノとは好対照と言えるかも。 一方、難点は作画です。 キャラ設定自体はなかなか可愛いのですが、アニメートがあまり上手くされておらず、全体にプロポーションが崩れていたり、動きがカクカクとぎごちなかったりします。これはビジュアルポルノとして大きなマイナス点でしょう。 逆に言えば、そこが改善されればなかなかの良作とも言えるわけで、続巻でのグレードアップを期待したいです。 一巻目の「抜ける度」は2.5。(彩雲11型)
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