魔法戦士スイートナイツ

〜ヒロイン陵辱指令II〜

 ストーリー・ゼーロウの新幹部メッツァーによってスイートリップは敗れ、処女を奪われてしまう。その魔の手はスイートキッスにも伸び、彼女も純血を散らされてしまうのであった。2人の美少女戦士はゼーロウの前に屈し、性奴隷と化してしまうのか?・・・




 ・シリーズの第二巻です。
 第一巻ではスイートリップが犯されるというのがエロのキモでしたが、二巻目では彼女の妹分であるスイートキッスも陵辱され、またスイートリップも衆人環視下での強制オナ等、一巻とは興の異なる責めを受けるという内容になっています。よって一巻目よりはエロのボリューム、バリエーションともに増しており、シリーズ全体として作品を盛り上げていこうとする姿勢は評価できます。
 だけどそれで興奮度が高くなったかというとそうでもなく、ヒロイン陵辱モノとしてはやはり相当に力不足な印象を受けます。
 どうしてそうかというと、これはオイラの個人的な好みが大きいんですが、一巻目同様、ヒロイン達が陵辱を受けるシチュに思い切りが足りないからなんだと思います。
 メッツァーは相変わらずキャッチ&リリースという姿勢に徹しており、スイートナイツたちをチョコッと犯しては解放という行為を繰り返します。いきおいスイートナイツ側にも緊張感がなくなり、犯されながらも「こんなことでは負けません」だの「必ずあなたを倒します」だのという能書きをほざきまくります。犯されたってすぐ逃がしてもらえるのですから、そりゃ強気なことも言えるでしょう。オイラ的にはこういう脳天気なドラマが不満です。
 ヒロイン陵辱モノでは、「もう逃げられない!犯される!誰か助けてっ!」という少女達の絶望感、屈辱感を表現することが個人的に大切だと思うのですが、本作の場合は陵辱シチュも学園生活の一コマと化していて、一通り犯されたら「じゃあまた明日ね〜」とシャワー浴びに帰宅してしまうんですから頭が痛い。設定自体がバカバカしいのは全然オッケーですが、ドラマの転がし方までがあまりにアホらしいと視聴者としては白けてしまうと思います。
 もっとも、前巻の評でも書きましたとおり、そうした難点は原作のイメージや展開に配慮した故かも知れず、であるならば原作ファンにはアピールする内容となっているのかもしれません。ですからサービスフィルムとしての評価は別にしないとならないでしょう。
 一見客としてのオイラの「抜ける度」は、一巻目と同じ2.5です。
(彩雲11型)


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