牝教師〜淫辱の教室〜(全3巻)

 ストーリー・藤堂美雪は美しく清楚な女教師だ。同僚の男性教師との結婚も決まり、毎日が幸せ一杯。しかし好事魔多し!不良生徒から暴行され、処女を奪われてしまったのだ!・・・・




 ・2009〜2010年にかけてミルキーレーベルから頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるそうです。
 アニメの内容は実にステレオタイプな女教師調教モノで、ある男子生徒が女教師らを軒並み犯していく鬼畜ハレムドラマが描かれます。
 この男子生徒の顔が映らない(前髪で隠れている)ことからして、彼が原作ゲームでの主人公(プレーヤー)なのだと想像されますが、そのキャラ描写がぞんざいなことが、そのままドラマを弱くしてしまっていることが難だと感じました。
 と言いますのも、彼が女教師たちをセックス奴隷にしていくプロセスにヒネリもクソもないため、ドラマに引き込まれるということがないのです。
 何らかの弱みを握って屈服させるとか、特別なアイテムを使って籠絡していくとか、そういうの何もナシ!
 ただ単純にランボー者の男子が、校内中を力任せにレイプして回っているみたいなハナシなので、「コイツ卑怯でイヤなヤツだな」とか「ヒロインが危ないぞ」などとハラハラヤキモキする心情にはとてもなれません。誰か早く警察呼べよというドッチラケな気分になってしまいます。それは作品としてマイナスでありましょう。
 一方で良い点は、些かクセのある絵柄ながら、ヒロインらが皆、可愛らしくコケティッシュな表情に描けていることです。
 声優さんたちのアヘ声熱演もまずまずであり、学校で女教師が犯されるシチュがとにかく見れれば良い!という向きは、上で書いたような難点を気にせずに楽しむことも出来ると思います。
 ちなみに男子生徒の精液には母乳を噴き出させる特殊な成分が入っているとか何とか、色々と独自の設定があるらしいのですが、アニメ劇中ではほとんど説明されないため、お乳が出まくりの演出には少々違和感を覚えました。
 オイラ的には「抜ける度」は2と少しにさせていただきます。
(彩雲11型)


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