未亡人(第一章〜第二章)
ストーリー・地方の名家、嵯峨山家。多恵子はそこの若き女当主だ。1ヶ月前に最愛の夫、聡を亡くした彼女を気遣い、周りの者は何くれと世話を焼く。そんな時、聡の弟である薫が、海外から嵯峨山家にやって来た。
・ミルキーレーベルから2004年度に頒布された作品で、ゲーム等の原作があるのかどうかは分かりません。 1〜2巻までが発売され、内容的には完結していない(ラストに「つづく」と出ます)ものの、その後長い間続巻が出ないことからして、今後も完結することはないと思われます。なので、ここでは取りあえず終了した作品として扱います。 オイラは本作を、若き後家さんがあんなことやこんなことをされ、ああダメイケませんわなんつーシンプルな内容かと思って見てみたのですが、実際は全然違っていました。 本作は要するに、旧家で行われているらしい淫らな狂宴と、その狂気に囚われてしまう人々によるミステリードラマのようです。 この家に関わる女性は皆なぜか色キチガイ状態であり、そこへやって来た男たちも、最初は戸惑いながら、しかしすぐに、自らその狂気に染まっていきます。 ドラマの転がし方はまずまずで、「おっ、これはどういうことかな?どうなるのかな?」と視聴者の興味を上手く惹き付けてくれます。 一方エロとしては弱く、キャラ描写も垢抜けませんが、リピートの少ない、丁寧な作画には好感が持てます。シーンとしても多いので、そこそこ及第のポルノと言えるでしょう。 かよう、ミルキー作品としては良作の部類に入ると思われるだけに、尻切れトンボで放置となってしまったことは惜しまれます。 レーベルさんとしても色々事情はあるのでしょうが、ミルキーはあまりにもその常習であり、もう少し作品やユーザーを大切にしていただきたいです。 「抜ける度」は1.5。 ちなみに途中、ちょっとだけ純愛ぽいシーンがあるのですが、若い2人がお互いの愛情をぎごちなく確かめ合った直後、いきなり道の真ん中でサカり始め、チンポくわえろだのオシッコしてるとこ見せろだのと変態へ大変身するのは笑えました。(彩雲11型)
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