直子のトロピックエンジェル

 ストーリー・「みな」は「しげる」と、留学先のアメリカから日本に帰る途中、彼女たちの乗る旅客機のエンジンが故障、海へ不時着してしう。さらには他の乗客たちとはぐれてしまった。みな、しげる、そして機内で知り合った「ジェニー」の三人は、無人島へ漂着した。幸運なことに、水・食料共に豊富にある島のため、飢え死にはせずにすみそうだ。だが問題は、この島が南海の孤島であること。




・「Fantastic Animation 直子のトロピックエンジェル/漂流」とあったのだが、直子のトロピックエンジェルで良いでしょう。どこまでがタイトルで、どこまでが飾りつけなのか、判りにくかったし。

 いわゆる無人島モノになるわけだが、登場人物の数の所為か、あるいは年齢の所為か、さっぱりとしたものだ。何回か借りたことのあるこの作品、ダビングが生きてて助かった。どっかの情報によると、ストーリーを思いついた人が直子だから「直子の」だそうだが、どう聞いても菜桜…いや、忘れてくれ。まぁ、しげるの声を充ててる人は、またしてもヒロシお兄ちゃんにしか聞こえんし、他のキャラの声も、どっかで聞いたような気も。ジェニーの人は…誰なんでしょ。

 エンディング歌ってる人が直子だったなぁ。この直子さんと、原作者らしい直子さんは、同一人物なのだろうか?さっぱりなのだが。


・んで、実際に内容はどんなだと言えば、無人島での生活に順応して、好きな時に好きなことをしまくってるだけと言うもの。好きな時に食って、遊んで、えっちするっと…おぉ、そうそう、珍しくも野ションのシーンもあるぞ。海に向かって豪快に、皆さんそろって。しげるはともかく、ジェニーまで立ちションですか、やりますな。みなだけは、恥ずかしがって座ってしてたけど。


・ふと気になった所は、しげるのエンディング間際での作画が安定してない…そういう言い方のなるのかな?おかしいのは、彼の服装だ。救援隊が到着するのだが、迎えた時に彼はズボンとシャツを着ていた。それまでのシーンでは、ズボンだけだったのに。漂着時はシャツ着てた、だがその後はズボンだけ。そして最後、救出後、ズボンだけ。どないなってんのぢゃ?


・抜ける度は1〜2。若干弱いか。メインとして捉えられるのは中盤の、しげるとジェニーが初めてヤルことになる、夜のシーンのとこか。その後のシーンでは、やがて3Pになるので、見ごたえがよさそうに見えるが、「そういうことしてますよ」的シーンとして作られてるようで、イマイチだ。


・アニメとしてのお勧め度は2。中盤を過ぎたあたりから若干、尻すぼみに感じた。所々に入る、みなのナレーションをどう捉えられるかで、良し悪しが分かれるのでは?ピンパイの「無人島物語」シリーズと比べるのは…比べるもんぢゃなかろ。作られた年代も違うし。

 入手に関して…あればレンタルで。ネットオークションに…見たことは無いな。たまたまネットを見た時に出てないだけなのかは不明だけど。
(輝川流一)


→戻る