OPPAI ライフ(全2巻)

 ストーリー・須藤直人は就職を控えた学生だ。幼馴染みの年上女性、綾音と付き合うことになり、その巨乳に幸せ一杯。しかし妹のように可愛がっていた千花が、2人の間に割り込んできて・・・・




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2007年から2008年にかけて、バニラレーベルから2巻構成で頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるらしいです。
 全体の印象はかなり退屈。
 いかにもバニラのコメディらしい、明るく屈託のない作品カラーは良いと思うのですが、あまりにも脚本にヒネリが無さ過ぎて、最初の15分を見ただけで最後までの展開やオチが読めてしまいます。
 エロコメなんですから、ある程度はお約束で話が進むというのも楽しいですが、これではいくら何でも山も谷も無さすぎるだろうと。
 
エロシーンの迫力でそうした平板さをカバー出来ていれば良いのですが、その点でも本作は力不足で、イヤらしくしよう、抜かせようという製作者のリビドーがあまり感じられません。
 「オッパイライフ」というタイトル通り、爆乳モノですのに、お乳そのものの見せ方も凡庸で、ヒロインがただ大きいモノをぶら下げているだけという感じ。
 そのお乳をどう責めたり感じさせたりするのか、もっと言えば、オッパイを視聴者にどうアピールするのかという演出のこだわりが見られなかったのは残念です。
 「抜ける度」は2。
 ちなみに作画は、このレーベルの常で、のっぺりと平板な印象ですが、さりとて大きな崩れもありません。
 ヒロインらの明るく可愛らしい表情も好印象であり、それはこうしたコメディでは大切なことでありましょう。
(彩雲11型)


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