凌辱ファミレス 調教メニュー
上巻「焦らしちゃ……イヤ」
ストーリー・紗耶香は真面目で優秀な女学生だ。しかし両親が失踪してしまい、妹と2人で自活していくことを余儀なくされる。生活費を稼ぐため、彼女はファミレスでアルバイトを始めるのだが・・・・
・2010年にPoROレーベルから2巻構成で頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるそうです。 本作を、みのり様は1巻ずつ別々に評してくださいましたが、オイラはまとめてレビューさせていただきます。 さて本作は、いわゆる「寝取られモノ」としての要素を強く持っています。つまりマヌケでお人好しの男の子がいまして、その彼女(ヒロイン)が他の男たちに犯されてビッチ化し、男の子は「彼女最近素っ気ないなあ。でもそれを咎めてフラれたら困るしなあ」などとウジウジする・・・というのがドラマの核となっています。 独自の味付けとしては、タイトルにもある通りファミレスが舞台であり、そうした店のウェイトレスにソソられるという向きへのアピールとなっています。 また2巻目ではヒロインの妹を登場させ、ロリ好きへの秋波を送っていることも工夫の一つでありましょう。 難点は、見ていてあんまりエロくないことです。もっと言えば、エロ部分に視聴者を引っ張り込む迫力が不足している気がします。 原因は色々ありましょうが、オイラ的には、全体の構成そのものがエロの盛り上がりを阻害しているように感じました。 と言いますのも、ヒロインは冒頭からすでに「寝取られ」状態であり、つまり彼氏以外の男に狂ってアヘアヘなので、「貞淑なオレの彼女が奪われ、堕落させられていく!」という過程・・・寝取られモノのキモ部分がスポイルされちゃってるように思うのです。 要は端折っちゃイケナイ部分を端折っちゃったために、ピントのズレた冴えない仕上がりになってしまったのではないでしょうか。 みのり様が繰り返し「ストーリーが分かりにくい」と書いておられますが、それもそうしたダイジェストっぽい構成に因があるように思います。 ヒロインが何故寝取られたのか、何故彼氏との関係を解消しないままでいるのかということが明確に描かれないため、原作を知っている人はともかく、そうでない視聴者には展開が腑に落ちにくいことでしょう。 以上、文芸には色々と難がありますが、作画はまず平均レベルで安心して見られますし、女の子の表情も可愛らしく切なげなのは良いと思います。 「抜ける度」はオイラ的に2.5。(彩雲11型)
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