ロリータ・アニメVol.2 内山亜紀のミルクのみ人形

 ストーリー・昭和の初めのころ、とある南国の植民地の港町で暮らす亜紀は、最近の自分の身体のある部分の変化に少し困惑気味。彼女は憧れの同級生ソーニャの誕生パーティーに招待されるのですが…。




 ・『チンチンに毛が生えて、まともに生きて行けるかよーッ!』物語後半で亜紀の幼なじみ、健一が丘の上で叫ぶ。その直後に亜紀は彼の唇に自らの唇を重ね、心の中で「チンチンに毛が生えて、まともに生きて行けるかよ…。」そっとつぶやきます。小さい頃は、まっ裸で一緒にはしゃいだりしてた二人。思春期に入り自らの身体の変化に戸惑っていたのです。

 まぁ、なんと申しましょうか、本作の主題は「陰毛」です。↑でのこともそうです。んで、序盤で亜紀がパーティーに行く準備で着替えるためにまっ裸になったとき、ふと股間にほんの少し、うっすらと…生えている!そのシーン、上半身からだんだんと下半身にず〜んっと、スクロールするのですが、その視点が他人視点じゃなくって自分視点だったり…まぁ、確かそのシーンでの肌の色の塗りわけはしてなかったように思いますので、どのへんからどのへんにず〜んって進んでいったのかとかは、ちょっとわかりづらかったように思います。お呼ばれになったソーニャの家で、つい食べ過ぎたのか、疲れてしまったのかで(どうやらお酒を飲んでしまったらしいが、起きたらしらふってのも。)眠ってしまうのですが、そこで見る夢の中で、ソーニャの部屋に飾ってある人形たちが亜紀のことを馬鹿にします、「あそこが毛だらけ真っ黒け!」って。ひたすら、い・ん・も・う。

 なお、このころのアニメで陰毛を描いたのは、どうやら本作のみだったみたいですよ。ついでに、このにっかつシリーズは、ビデ倫に見せてないので、無修正です…って、修正もそうだけど、このころは陰毛を描いたらダメな時代じゃありませんでしたっけ?これまたビデ倫トラブルの元だったり。


・さてと、実のところ、またもやうろ覚えレビューだな。もし、本作をご覧になった方で「そこ、違うぢゃんかよ!」ってのがあったとしても応対できませんぜ、だって、今では一応は入手、視聴不可なんだし地元レンタルで出してくれるかどうか。今回はまぢでいろいろな本の資料データに助けてもらったな。とは言え一度は見たことがあるからこそ書けているし、データを元に色々と思い出せるわけだけど。さて、そうやって思い出してみるとその本、大まかながらストーリーが全部書いてあるではないか…記憶をうっすらとだが、かなり呼び戻せるほどにね。今回の資料のメインになった本は、ストーリーを全部書くような本じゃなかったはずなんだけどな。でも、その少ないページの中で書ききれるってことは、そんだけ内容が薄いのかな?そう言われても仕方が無いか。登場人物、主に亜紀やら、その幼なじみの健一クンやらの心理描写がいろいろだったりだもんな。そう言や一部、キャラの動きが変なシーンがあったな。本作に限ったことじゃない、このころの作品にはありがちな事だけど。あどっかの動きがヘンになるってのは。


・今ではどのような値段になるのかは判らんが、定価は当時としては意外と安いぞ。くりいむレモン他、25分作品で9800円が標準だが、このにっかつの物は8800円と1000円安い。本のデータさまさまだね、ホント。ちなみにその本では、「売ります」「買います」コーナーがあったりして。そう、時代だよ、そんな時代。今と違ってビデオの中古販売とか、まだ成立してなかったのかな?そのサンプルにしたのはエロ系だけど、中には「一般アニメタイトル○○をこの値段で!」とか書いてあったもんな。


・抜ける度は1としておきます、再確認が不可能ですが、裸体描写はそれなりの量になっていたとの記憶はあります。あとは個人のお好みしだいか。バコバコやってるのがお好きな方には勧めません。亜紀とソーニャのレズシーンがあったと本にはありましたが…レズ?オレの記憶が正しければ、ソーニャの家で見たえっちな夢の中で、ソーニャにお人形さん代わりに触られまくってたと。普通にレズとは、違うのでは?にっかつアニメで、本番ってあったっけ?オレの見た分のみでは、純粋な本番って、してないように思えますが。いわゆるかなりエッチなイメージビデオって感じで。まぁ、本作はイメージビデオと言うにはちょっと違いますけど。


・アニメとしてのお勧め度は2。とりあえず見てみても害は無いでしょう。レンタルで見つけたら借りてみても良いかと。もし、友人を招いてのエロビデオ鑑賞会でも開きたいのなら、やはり一度は前もって目を通すべきでしょう、陰毛ネタは、その場の視聴者の皆様に素直に受け入れられるとは思えず、ましてや「チンチンに毛が生えて、まともに生きて行けるかよーッ!」は、痛いと見られても。あのあと、二人は結局どうなったのだろう?思わせぶりなナレーションのみ残して。
(輝川流一)


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