ロリータアニメ5 サーフドリーミング
ストーリー・サーファー少年ウィリアム(ウィル)はある日、サーフィンの帰りの道で見知らぬ別荘見つけ、そこで少女MIU(ミウ)と出会います。彼女と親密になって行くのですが…。
・ワンダーキッズ第五弾。MIUちゃん主人公の本格的アニメと言えばいいか。でも「仔猫ちゃんのいる店」とは無関係でまったくノリが違います。時代の所為かな?不思議系少女だと結構ウケるみたい。でも、「仔猫…」に比べると幾分大人びて見えなくも無いんですけど。外見だけ同じの別人と思って。 ・この作品を見るきっかけってなんだったかな?パッケージに惹かれてのことと思われる。とりあえず惹かれそうなら何でも借りてたと。まぁ、正確にはダビングサービスの利用で、借りて帰ったことは先づ無かったけど。ただこの作品、初めのサーフィンのシーンでの波の音、その効果音がなんと言うか何故か耳障りと言うか、お腹に…響くと言うか、それは家のスピーカーの所為でもあったのか、それとも近年言われる一定年齢の間だけ聞こえる周波数による影響だったのか…は定かじゃないんだけど、初めて見たとき、悪くなったんだよな…体に障る音って言うのかな?そう感じてしまったから…なんだ、だから高い金出してダビングしたのに近日中にそれを消しちゃったんだ。それから幾年かして、ダビングサービスをしてもらった店からは失われ、もう見れないと思ってた矢先、家からかなり遠い店、「ラル2」でダビングテープを盗もうとしたあの店で、この作品を発見した時は、ふつふつと「もう一度見たい」との欲が知らずじわりと沸いてたのだろう、やがて借りる事になるんだけど、そこに踏み込むまでも実は結構悩んだもの。その波の音による不快感だったり、エンディングがらみのことだったりで、いわゆる「記憶の美化」をしてなかったかいって。さて、今回この機会があったので、今一度そのシーンの音を聞いてみたが…あれ?いたって普通だな。何で嫌な音に聴こえた?スピーカーの所為かも?次はヘッドホンで聴いてみると…これだ!確かに嫌な音!!…ではある。でも体に障るような危険を感じる事は無かった。原因は不明。ただ、ダビングではなくデータとして保存していたから、圧縮音声だったから危険域のデータは圧縮の過程で削除されたとも考えられる。嫌な音はそのままに。普通にスピーカーで聴いたときは気にはならず、ヘッドホンでじっくり聴いた場合にそれが活きてきたとも言えるかも。でも、オレの体がそれを受け入れられるようになったとも思えるな。結局、原因、不明。 ・タイトルから言って、サーフィンがらみとは言え、サーフィン用語なんてわっかる訳ねぇだろっっ!てんだ!!今は便利だネットで調べられる…けど、「キミはまたワイプアウトしちゃったのか?」だの「今度は上手くライディングするのだぞ!」とか言われても…知るかァァッッ!!! ・おっと、さらに突っ込みを入れたくなったシーンが。複線ありとはいえ…無くても言うのだろうけどデービットがウィルに「どうかこの自然を愛する大人になって欲しい…家族や恋人を愛するように…。」と言うシーンがあった。さらにMIUとの会話の中で「この星は汚れきっている。きれいな空気と水があるのはもうここだけだ。」と言ってたが、効果音からすれば、そうなるはずだけど、まさか効果音の凝った電気自動車ではあるまい?アンタの乗り回してた車、ガス車の音だったぞデービット!そこまでのセリフ言うアンタがなにやってんだよ!率先して空気汚してんなよ!アンタ!!車から煙は、出てなかったけどね。突っ込むべきはデービットの態度か…スタッフの仕事か。 ・逆に突っ込まれるかもね。MIUがウィルとしちゃうところなんだけど、水着(だと思う。下着じゃないはず。)のブラを外され、それが床に落ちるシーンなんだけど、オレにはそうは見えなかった。んで、再確認。ウン、微妙。透過光表現がきつすぎて、ヒモが見えない。じゃぁ、どう見えたのかと言うとブラを外されるとパットが入ってて、そのパットが二つとも落ちたように見えた。そしてペチャパイがあらわになった…ってね。それはそれで解釈は変だけどね。そのシーンの前に、二人でサーフィンに行ってるから、体格はばれてるはず。でもそんな風に見えたんだ。 ・エンディングだが、本当は書きたくなかったんだが、前任者がいて書いちまったから、オレはあのエンディングをこう感じたと言うことで、記述する事にした。『デービットとMIUは、決まった形を持たない地球外生命体だった。どのような理由かは知らないが、故郷の星に戻れず地球で生活せざるを得なかったのだ。それぞれの姿は、お互いの固体が年齢・性別を伴って地球人としてその姿に対応していただけなのだ。デービットはMIUに「私はこの地球から出て行く。この星には対応しきれないのだ。もうあまりこの体を維持できない、やがて正体がばれて誰かに殺されてしまうだろう、だから死ぬなら、この星を離脱出来ることに賭けて跳ぶ。だが君はまだ若い、君ならこの星の環境に対応できるはずだ。」と、別の道を行くことを提案します。でもMIUはデービットと離れたくない。わずかな可能性に賭けて飛翔し、ともに地球を離脱したいと願います。デービットはMIUの願いを受け入れ、共に行くことを決意します。…とある夜、砂浜を歩いていたウィルは、空に上る不思議な光(もちろんその光はデビットとMIUが飛翔した姿。)を見ます。その後、MIUの別荘の前を通りますが、その美しい姿は失われ、何年も放置されていたように、朽ち果てていたのでした。』 ・抜ける度は2かな?MIUとウィル、MIUとデービットの2箇所。MIUとウィルとのシーンは、やや淡白な感じが。もうひとつ、MIUとデービットのシーンは…この頃のものにしてはそれなりに濃いし、声優さんの演技も近年のあえぎ声なのか叫んでるのかに比べれば、なかなかいけてるとは思う。デービットが老け顔なのがちょっと…複線ありとは言え。あと、せっかくの異星人シチュなので、そこの所をもっとエロアニメ的に凝った方が良かったのでは?さらに書くならMIUちゃんが…うげっ!あれはかなり引くな。エロ度が一発で殺がれてしまう。ただのSFファンタジーアニメならそれでも問題ないとは思いますがね。でもこれはエロアニメなのですから。おっと、キスシーンだが、デービットとウィルのものも一箇所だけあった。そこまで…するんだな。結構大胆だね。えっ?マイケルとのシーンはどうかって?実のところ抜きどことしては考えてもいなかった。オレの脳ミソは、そうだと判断しなかった。確かにあの子、黒い。ディティールがすべて消えてるな。 ・アニメとしてのお勧め度は2〜3。「中島史雄」の感覚と言うよりかは、あの時代の感覚であると言うべきか?むしろスタッフが青春時代を送った70年代あたりと言うべきか…?その、何年か前の感性がにじみ出てるので、もやもやしそうになる分はおいて置いて、でも、その数値をあげても良いかなって。シリーズの特徴であるミュージッククリップも最後に収録されています。でも、それを入れる余裕があるなら、もうちょっとエンディングを!…それ以前に本編も…エロシーンの使いまわしが多いな。それを無くして、ストーリーを充実させて欲しかったな。でも、やはり、70年代的と言うか、ひょっとすると60年代てきというか…な。(輝川流一)
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