制服処女 Collection.2
ストーリー・イジメられっ子のネクラ少年、松本。そんな彼の生活がある日一変した。彼は手に入れたのだ。学園のアイドル、準を、美しいペットとして・・・(Sweet ENGAGE)
・鬼ノ仁原作、むらかみてるあき監督のオムニバスシリーズ第2弾で、これで完結ということらしいです。 内容的には前巻より共通しており、鬼畜シチュでバージンを奪われてしまう美少女たちの絶望や、あるいは逆に官能を積極的に受け入れていく魔性といったものが描かれます。 「Sweet ENGAGE」は、学園のアイドルがキモイ同級生に拉致監禁され、性奴隷にされてしまうという、シリーズ中でも最もシンプルかつストレートな内容です。しかしそのこととは別に、本作はシリーズの中で異色と言いますか、ちょっと浮いて見えている印象があります。 それは恐らく絵柄に因があり、どうも他のエピソードと比べて作画のタッチが異なって見えます。所謂むらかみ演出(高速ピストンとか)もほとんど見られませんから、もしかしたら本作だけは作画スタッフが異なるのかもしれません。 ヒロインもやや野暮ったいキャラ絵であり、ちょっと「臭作」の高部絵里ちゃんに似た感じです。 しかしそうした野暮ったさが逆に淫靡さを増す効果を生んでおり、責めの内容が徹底していることとも相まって(ねちっこい電マ責めや、アナルバルーンでお腹を膨らませるなどします)、抜けるエロとしては、むしろシリーズ中最も実用的かもしれません。 「OVER CLOCK」は、義理の姉妹間の愛憎相半ばした確執を描いており、跳ねっ返りの妹が真面目な姉をレイプの罠に陥れたと思いきや、逆に姉にイニシアチブを握られて動揺したりと、ドラマ的にはそこそこ盛り上がりを見せます。 しかし鬼畜ものらしい味は冒頭部分のみであり、途中からは2人というか2匹の淫獣が組んずほぐれつする痴女ものとなって、ペニスを奪い合って罵り合うなど、羞じらいもヘッタクレもない展開には好みの分かれるところでしょう。 ちなみにレイプ常習者の用務員は、何やら遺作と肉助(新体操の男キャラ)を合体させたようなルックスであり、ちょっとしたパロディ的演出になっています。 総括しますと、一巻目同様にエロとしてはやや弱いですが、一巻目では見られなかった、レイプという異常シチュに対する少女たちの心情がキチンと描かれており、素晴らしい作画レベルとも相まって、そこそこ退屈させない小品に仕上がっています。鬼畜ものが好きな人は見てみて損はないのではと思います。 2巻目の「抜ける度」は3。(彩雲11型)
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