シークレットアニマシリーズ Vol.7

ドリームハザード

 ストーリー・香織には恋い焦がれている先輩がいる。しかし内気な彼女は、彼に声をかけることすら出来ないのだ。思い詰めた末、香織は、望みの夢が体験できるというバーチャルサービス施設を訪れるが・・・・




 ・シークレットアニマシリーズの第7弾で、エロコミック作家のMON-MON氏を原作に迎えています。
 内容は非常にシンプルで、気弱な少女が、都合の良い夢を見るためにバーチャルマシンサービスを利用すると。
 見たい夢は「憧れの先輩とオシャベリしたり、ちょっとキスくらいはしてみたい」という可愛らしいモノ。
 しかしマシンの故障なのか、あるいは業者がわざとトラブルを演出しているのか、「夢」はあらぬ方向へと暴走を始め、少女はバーチャル空間で延々と陵辱され続けることになると、ただそれだけのオハナシです。
 陳腐ではありますが、とにかく分かりやすいですし、構成上、始まってすぐにエロに持っていけるのは良いと感じました。
 何よりも、30分という尺で無理なく扱える内容であり、おざなりとは言えキチンとオチも付けてあるあたり、投げっぱなし、尻切れトンボが当たり前のこのシリーズとしては、そこそこ良心的な作りであると言えましょう。
 難点は、エロとしてのテンションが、やはりこのシリーズらしい低レベルぶりだということです。
 エロシーン自体は非常に長いし、陵辱のパターンも色々工夫して見せようとしているのは分かるのですが、シーン全体を通じて盛り上げていこうとする演出の組み立てが弱いので、ダラダラと平板な印象に見せてしまっています。
 作画もこのシリーズの常で良くありませんし、視聴者に「エロいな、抜きたいな」と思わせる迫力は、やはり落第レベルだろうと思います。
 「抜ける度」は1.5。
 シークレットアニマとしてはマシな作品と言えますが、オススメはやはりちょっとしにくいですね。
(彩雲11型)


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