〜シスターズ輪舞〜

 ストーリー・高校女教師の川野芹奈は教え子である直也と恋人同士。しかしSMチックなプレイに興ずるばかりでまともに愛してくれようとしない直也に不信感は増すばかり。一方、同じ高校に通う芹奈の妹、唯美も、恋愛に関する悩みを抱えていた。




 ・あかとんぼから「晋遊舎コミックスOVA第3弾」と銘打たれて発売された作品で、「メルル」や「ピッコマン・・・」に続くコミック原作ものとして括られているようです。
 また「チャームポイント・1」という別のシリーズ名も冠されていますが、これが続き物であったのか、また途中で打ち切られてしまったのかというあたりの事情は良く分かりません。
 さて本作の内容自体はありふれた学園エロコメです。生徒と付き合うようになったバカ教師が、彼のサディスティックな要求に「どうしてこんな恥ずかしいことさせるの?私を愛していないの?」などと悩みつつ、「でも感じちゃう〜ああ〜ん」なんつって身悶える日常を活写したバカ話。「僕だけの女教師ペット」アニメバージョンとでも言えるでしょうか。
 これに彼女の妹の恋愛事情を絡め、「クヨクヨ悩んでいても仕方がない。恋をするならキチンと相手と向き合わなければ」という、ごく真っ当な結論へヒロイン達の心情を導いてオチとなります。
 まあほのぼのしていて悪くないんですが、オイラ個人的には、別にエロでそんな健全なこと言われたくないなあという感もなきにしもあらず。
 エロシーンはかなり多く、芹奈先生がハメられたりパイズリさせられたりローター入れられて授業させられたりと羞恥プレイてんこ盛りのため、その手のモノがお好きな方は楽しめるでしょう。
 また妹の唯美ちゃんが彼氏と初エッチに興ずるシーンは、お互いが手探りで結合の仕方を求めていく様子が可愛らしく、芹奈先生のエロシーンとの差別化が良くできています。顔射、腹出ししまくりですので、ブッカケ系が好きな方には良いんじゃないかなと思いました。
 全体としては、30分という尺のほとんどをエロに当てながら、肩の凝らないお気楽学園コメディとしてこぢんまりまとまっており、まず不足のない平均作と評せましょう。
 またあかとんぼ作品としてはキャラがかなり可愛く作画されている点も好印象です。(芹奈先生は何やらミスマルユリカを彷彿とさせる作画です)
 「抜ける度」は2としておきます。
(彩雲11型)


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