少女戦機ソウルイーター

「復讐の美少女・円城命」


 ストーリー・円城命は悪の獣人たちに母を陵辱され、妹をさらわれた。復讐を誓った彼女は、少女戦士ソウルイーターに変身して獣人たちに立ち向かうのだ!



 ・2010年にガールズトークレーベルから発売された作品で、原作はPCゲームだそうです。

 内容的には、いわゆるスーパーヒロイン(魔法少女?)がレイプされるってヤツですが、世界観やキャラの説明を完全にオミットしてあり、あくまで原作ゲームのファンに向けたアニメ化と言えるかもしれません。
 つまり原作のクライマックス(濡れ場)を動かしてみせますよ、ファンの人は見て下さいねという壮図なのだと思われます。
 よってヒロインは尺が始まってすぐに悪の怪人に敗北し、犯され、媚薬注射だの輪姦だのと嬲られまくります。
 そういう割り切った作り方ももちろんアリだと思いますし、実用性特化も結構なんですが、オイラのような一見さんユーザーも少しはいるのですから、全く何の説明も無いというのはやはり商品として不親切ではないかと感じました。
 別にグダグダ前フリをしろというのではありません。ほんの30秒程度のナレーションで設定を説明するだけでも、導入部の印象はずいぶん改善されたのではないでしょうか。

 視聴者としては、そのヒロインが何者で、どんな事情で戦ったりレイプされたりしているのか、少しだけでも分かっていないと感情移入のしようがないではありませんか。
 一方で、肝心の濡れ場は、そういうムダを省いた構成故に尺もたっぷりあり、テンションもそこそこ高くて及第点です。
 ただ作画はイマイチで、特にキャラの表情が一様に硬く、エロチックな雰囲気が出し切れていない点は気になりました。
 「抜ける度」は2.5。
 上記のような理由で見る人は選ぶかもしれませんが、まずまずカッチリと作られた平均作ではないかと思います。
(彩 雲11型)

→戻る