借金姉妹(全二巻)
ストーリー・宮森香純は美しい女教師。妹の香帆は、彼女が勤める学園に通っている女子高生だ。しかしこの姉妹には、親の残した多額の借金があって・・・・
・2007〜8年にブートレグレーベルから頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるようです。 内容的にはオーソドックスな奴隷調教モノで、借金まみれの美人姉妹を主人公の高校生が身請けし(彼はトレーダーとして大金を稼いでいるという設定らしい)、自分の性奴隷としてグチョグチョに調教してしまうというオハナシです。 視聴してまず感じるのは、あまりにも脚本にヒネリが無く、それが作品全体を、平板で凡庸な印象に見せているということ。要するに、見ていて非常に退屈です。 借金で首の回らない美人姉妹がいる→主人公が身請けする→姉を調教する→妹を調教する→みんなで楽しくセックスしてメデタシめでたし。 一体こんな山も谷もないものが、アニメにまでして人に見せるようなドラマでしょうか?オイラにはとてもそうは思えないのです。 それでも濡れ場の迫力だけで視聴者を楽しませてくれれば良いのですが、本作はその点でもダメでして、被虐感というものがまるで出ていないヌルいエロシーンばかりですし、作画レベルも低くてトホホな気分になってしまいます。 主人公のセンスやセリフがヘンテコなのも気になりました。 「香帆は今、淫らな奴隷になりたがって苦しんでいる。だからオレが救ってやらなければ!」などと妙な使命感を発揮したりするんですが、淫乱女をセックスで救ってやるよりも、どっかでボランティアでもやって恵まれない人々を救えよ!と突っ込みたくなりました。 そういう野暮なことを言いたくなるのは、そもそも本作が、視聴者を画面に集中させるだけの力を持っていないことの証左でもありましょう。 「抜ける度」は1.5です。(彩雲11型)
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