車畜 〜車の中で飼ってます〜

 ストーリー・サラリーマンの川上陣内は最愛の妻を交通事故で失った。しかし妻を轢き殺したお嬢様秘書、麻生美加は、父の財力によってお咎めなしに。復讐を誓った陣内は会社を辞め、美加を誘拐してトラックに幽閉。彼女を調教しながら旅を続けるのだが・・・




 ・「N43 Projest」というメーカーさんから発売されたPCゲームが原作なのだそうで、アニメ版も同じメーカーさんから出ているようです。
 大量購入したジャンクビデオに入っていたので見てみましたが、いかにもマイナーなメーカーさん(スイマセン)らしく、アングラ味の強い仕上がりとなっているのが特徴です。
 どの辺がアングラと言って、とにかく動画枚数が少ないです。人体はみなギクシャクギクシャク動いていまして、また濡れ場では特にバンクやリピートの使用が多く、見ていてどうしても白けた気分になってしまいます。
 またゲームの画像をそのまま使っているらしい止め絵も挿入されたりして、どうも手抜きというか低予算というか、そういう貧乏くささを感じてしまいます。アニメというのは(エロであれ)夢を見せるモノですから、こうした制作側の台所事情が透けて見えるような作り方はマイナスでしょう。
 ストーリーは古典的な監禁調教モノで、タカビーなお嬢様が性奴隷にされ、屈辱に泣きながらも次第に悦びを覚えていくというステレオタイプのドラマがゆるゆる続きます。
 被虐味はまあまあ出ていて悪くないんですが、上で書いたようにまずもってビジュアルが弱すぎるため、「うわぁエッチだなあ!」と引き込まれてしまうような迫力を欠くのが残念です。
 また監禁は良いのですが拘束の要素が弱く、ヒロインの美加ちゃんは別に手を縛られてるわけでもないのに自分で目隠しを外そうとしないなど、見ていて不自然と思える場面が続くことも気になりました。
 ドラマ上の最大のネックは、タイトルにもなっている「車畜」、つまり車(トラック)の中を舞台にしているというシチュの特異さが全く活かされていないことでしょう。
 昔のポルノ映画のように、車の窓をマジックミラーにしておき、車内でのファックが外から見られている(実際には見えないわけですが)というような疑似羞恥プレイを行うなど、車を舞台に使う意味を強調する工夫がまず必要だったように思います。
 「抜ける度」は2としておきます。
 ちなみにラストで「次は妹を調教してやる!」とか何とか言って「つづく」のテロップも入るのですが、どうやら続編はポシャってしまったようですね。
(彩雲11型)


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