ジオグラマトン(全二巻)
ストーリー・巨大な怪物「ディゾルブ」がお台場に出現した!ディゾルブ迎撃組織「DAKT」はすぐさま迎え撃とうとするが、要員の多くが休暇中で・・・・
・2006〜7年にかけてディスカバリーレーベルから頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるようです。 見た感じ、かなりあからさまなエヴァのパクリものという印象で、正体不明の巨大な敵が登場→それに立ち向かう特別部隊が存在→部隊が装備するのはロボット兵器→パイロットはピチピチのボディスーツを着けた少年少女たち・・・と、まるでエヴァまんまです。 と言いましてもエロはエロですから濡れ場はちゃんとあり、それはパイロットの少年少女同士がハメたり、または敵のスパイが味方の隊員をレイプしたりというシチュになっています。 しかし見ていてどうにも退屈でつまらない。 それはつまり、本作にドラマというものが存在していないからだと思われます。 その登場人物が、そのシチュ、そのシーンでエロを演じる必然性がない・・・・もっと言えば、こんな大掛かりな世界設定をする必要がそもそもなかったように思います。 何故ならば、彼らがそこでハメようがハメなかろうが、物語世界は何の支障もなく運営されるだろうからです。 これがゲームであれば、パイロット同士がハメて絆を深めたり、敵スパイのエロい暗躍によって組織が危機に陥ったりというドラマが生まれるでしょう。 しかしこのアニメでは、敵が暴れているシーンの合間合間で、キャラ達が場繋ぎにエロに興じている感じ。これでは一個の作品として失格でありましょう。 アニメとして動いている「ジオグラマトン」を見たいという原作ゲームのファンがいるならば、彼らに対するサービス作品としてはアリかもしれませんが、そうでない人にはちょっとオススメ出来ません。 作画のレベルもあまり高くなくて、人物こそまあまあ可愛く描けていますが、3D作画による戦闘シーンはかなり適当な作りで興醒め。エロアニメとは言っても、アクションはアクションで手を抜かずにやって欲しいです。 「抜ける度」は2。(彩雲11型)
|