創世聖紀デヴァダシー
ストーリー・謎の異星生命体からの攻撃で壊滅的な被害を受た世界。
・かつてこれほど酷いエロアニメがあったでしょうか?(結構あった)そんな作品です。 レーベルはグリーンバニー、製作はAIC、監督は「魔神英雄伝ワタル」の演出を手がけた近藤信宏、キャラクターデザインは「きまぐれオレンジ☆ロード」を監督した後藤真砂子と、何と無く「これは!」と予感させますが、予感だけでした。 何がそこまでかと言うと、まずストーリーです。 最近一時間で話しきれるようなストーリーを六時間位かけて、うだうだとやるような感じのが結構ありますが、これは本当なら一日かけて話さなきゃいけないようなことを、一時間に圧縮しましたと言うような……そりゃ幾らなんでも無理ですよ。 それにエヴァ以降続く「意味がわからないまま始まって、わからないまま終わっていく」と言うのを、素晴らしいまでに受け継いでいます。 そんなこんなで、大まかな筋程度は分りますが、それ以外さっぱり分りません。 誰が何をしたかったのか、異星生命体の目的は、など皆目見当がつきません。それともこれは理解しようとしちゃいけないのでしょうか? そして、これがこのアニメの一番素晴らしい所なのですが、この「創世聖紀デヴァダシー」18禁アニメでありながら全三巻中エロシーンが殆どありません!! 観ていて「あれ、いつインターナショナルヴァージョンに?」って思ってしまいました。 確かにそれらしきシーンは或る事はあります。何せ主人公達が搭乗するロボット、「デヴァダシー」は男女各搭乗者の性的エネルギーで動くと言う、近年のエネルギー問題を一気に解決しそうなロボットなので、乗っている女の子が、喘いだりとかその影響を受けオナニー(らしき物……なにせ正確な描写ではないので)をと言うシーンはあります。しかしSEXシーンに関しては、其処に至る途中でフェードアウトしたり、胸から上の描写だけと言う。勿論モザイクなんて一切ありません、必要ありませんから。 はっきり言って18禁ではないですこのアニメは。 ここまで書きましたが、いい所もあります。それは絵です。 プニプニとした可愛らしい絵で、作画に乱れも殆どありませんし、ロボットや異星生命体のデザインも、当時流行っていたような線の細い系で結構かっこいいです。戦闘シーンもよく動いていて、其処だけ観ればロボットアニメとしては至第点です。 抜ける度は……一応「1」が最低と言うことなので1を付けさせて頂きますが、何せ本当にエロシーンが無いので抜きようがありません。(けんぷふぁ〜)
|